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アドビ、画像編集ソフト『Adobe Photoshop Elements日本語版』発表

2001年04月17日 10時56分更新

文● 編集部 佐々木千之

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アドビシステムズ(株)は17日、画像編集ソフト『Adobe Photoshop Elements(アドビ フォトショップ エレメンツ)日本語版』を5月中旬に発売すると発表した。価格は9800円。『Photoshop LE』『PhotoDeluxe』からの特別アップグレード価格は7800円。

『Adobe Photoshop Elements日本語版』
『Adobe Photoshop Elements日本語版』“誰もが使える”ことを目指して開発したという。パッケージはMac OS 8.6/9.0/9.06/9.1とWindows 98/98SE/Me/NT4.0/2000のハイブリッド

Photoshop Elementsは'99年11月に発売した『Adobe Photoshop LE』の後継となる画像編集ソフト。

デジタルカメラユーザー、画像編集に興味のあるユーザー、ビジネスユーザーをターゲットとして、2000年10月に発表したプロ向け画像編集ソフト『Adobe Photoshop 6.0』と同じプログラムコードをベースに開発した。単にPhotoshop 6.0から機能を減らしたものではなく、初・中級ユーザーが使いやすいようPhotoshop 6.0のユーザーインターフェースを改良したとしている。

また、Photoshop LEユーザーにアンケートを行なった結果から、要望の多かった3つの機能、

  1. 複数回のアンドゥ(LEでは1回)
  2. プリントプレビュー(プリントレイアウトの確認。LEでは機能なし)
  3. プリントプレビュー上で画像の配置をマウス操作で変更可能(LEでは機能なし)

を備えた。また、これ以外の追加機能としては

  • 連続して撮影された複数の画像から、遠近感の補正などを行なって自動的に1枚のパノラマ画像を合成する“Photomerge機能”
  • ウィザード形式で指示に従って操作するだけでiモードウェブページが作成できる“iモードウィザード”
  • ツールを選ぶと、その機能説明が表示される“ヒントパレット”
  • スキャン時に傾いてしまった画像の自動補正
  • シャドー部分のみ、ハイライト部分のみの明るさ調整機能
  • 赤目修正ツール
  • 自分の行ないたい操作をメニューから選ぶと説明が表示される“レシピブラウザ”
  • 選んだフィルターの効果をダブルクリックまたはドラッグ&ドロップで確認できる機能
  • テキストレイヤー機能の追加(テキストへのフィルター処理も可能)

などが拡張されている。取り扱い可能なファイルも強化され、Photoshop LEでは読めなかった、CMYK形式で保存された画像や、EPSファイルも読み込めるようになった。

パノラマ画像を作成する“Photomerge”機能
複数の画像を合成してパノラマ画像を作成する“Photomerge”機能
iモードウィザードで作成したウェブページiモードウィザードで作成したウェブページはウェブブラウザーでプレビュー可能
赤目修正ツール
赤目修正ツールで赤目の修正を行なっているところ。左側に表示されているのが“ヒントパレット”と“レシピブラウザ”
“フィルタブラウザ”、“エフェクトブラウザ”
画像に対するフィルターやエフェクトの効果は“フィルタブラウザ”、“エフェクトブラウザ”で一覧表示可能

パッケージは、WindowsとMacintoshに対応するハイブリッド仕様となっている。対応OSはWindows が98/98SE/Me/NT4.0/2000、MacがMac OS 8.6/9.0/9.06/9.1。Photoshop 6.0へのアップグレード価格は8万3000円となっている。

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