三菱電機(株)は11日、マルチメディア対応の17インチダイヤモンドトロンM2管(エムツー管)『M41LRY61X』の量産を4月1日に開始したと発表した。月産5万本規模で国内生産を行なっているが、夏にはメキシコ工場でも生産する予定。
ダイヤモンドトロンM2管は、既存製品の『ダイヤモンドトロンNF管』をベースにして、新開発の電子銃を搭載した製品。2000年9月13日に『マルチメディア対応17形高輝度ダイヤモンドトロンMM管』として製品開発を発表している。従来と同じカソードドライブ電圧でピーク輝度がNF管の2倍となる1平方メートル当たり300カンデラ以上、NF管の解像度や色再現、自然なフラット感などを継承、従来輝度で仕様する場合はカソード電圧を下げられるため超高解像度表示が可能、といった特徴を持つ。
同社では、大手パソコンメーカーとディスプレーメーカーに出荷を開始したとしている。