(株)ナナオは25日、動画再生などのオーバーレイ画面を部分的に高輝度表示する機能を搭載した17インチCRTディスプレー『FlexScan T565』、TVチューナーやD端子を装備した『インターフェースボックス』と15インチTFT液晶ディスプレーをセットにした多機能液晶ディスプレー『GAWIN M-10 Neige』を発表した。6月15日に発売する。
使用するアプリケーションやアクティブなウィンドウに応じて輝度を自動的に切り替える“ActiveGamma”機能を搭載した『FlexScan T565』 |
『T565』は、『T561』の後継機種にあたる17インチCRTディスプレー。従来機より100cd/m2明るい300cd/m2の『ダイヤモンドトロン M2管』を採用。文書入力やウェブブラウズ、画像表示など用途に合わせて輝度/ガンマ/色温度/シャープネスを変更した5つのプリセットを持つ画質調整機能“FineContrast II”、DVDなどの動画再生時にオーバーレイ表示領域のみ輝度を高める“WindowMovieモード”、前述の2つの機能をアクティブなアプリケーションに応じて自動的に設定変更する“ActiveGamma”の3つの新機能を搭載する。
入力端子はD-sub15ピン、5BNCの2系統。アップストリームのUSBポート(本体との接続用)を持つがUSB Hub機能は省略されている。付属のチルトスタンドにより、上10度下4度のチルト、左右各45度のスウィベルが可能。本体サイズは、幅410×奥行き439×高さ413mm、重量は19.5kg。価格はオープンプライスで、店頭での予想実売価格は4万円程度。
『GAWIN M-10 Neige』によりカラーバリエーションが増えた『M-10』 |
『GAWIN M-10 Neige』は、『GAWIN M-10』 のカラーリングを従来の黒から白に変更したもので、機能的な変更点はない。解像度1024×768ドット1677万色表示の15インチTFT液晶パネルを搭載する。最大輝度は400cd/m2、視野角は左右170度/上下170度、コントラスト比は400:1。水平走査周波数は27~61kHz、垂直走査周波数は50~85Hz。
パソコンと接続するD-sub15ピンのほか、D1~D4に対応したD端子×2、コンポジット/S-Video入力の各端子を外付けの『インターフェースボックス』に搭載し、各種の映像入力に対応する。液晶パネルの両サイドにはステレオスピーカーを装備し、パソコン用ライン入力、ステレオ音声入力×3、外部音声入力の音声入力端子を内蔵する。本体サイズと重量は、ディスプレー部が幅500×奥行き156×高さ372mmで5.5kg、インターフェースボックスが幅73.4×奥行き200×高さ205mmで2kg。価格はオープンで、予想販売価格は10万円台半ば。
同社は、GAWIN M-10 Neigeの発売を記念して、オープン懸賞キャンペーンを実施するとしている。