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Pro266 Master

Pro266 Master

2001年03月26日 18時11分更新

文● 鈴木雅暢

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Pro266 Master

MSI/エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン

オープンプライス(実売価格1万8000円前後)

「Pro266 Master」は、MSIのApollo Pro266チップセットを搭載したマザーボード。DDR SDRAM用のDIMMソケットのほか、2本のSDRAM用のDIMMソケットを備えるのが最大の特徴だ。その仕様を解説していこう。

段階的なアップグレードや将来の使い回しに最適
FSBも1MHz刻みで設定可能

 日本市場向けの製品展開や製品の安定性と信頼性でグングンと評価を高め、トップメーカーに上り詰めたMSI。わかりやすいネーミングや、再生紙を使用しながらも高級感あるパッケージなど、随所にほどこされたきめ細かい工夫も人気の秘密だ。そのMSIからApollo Pro266マザーボード「Pro266 Master」がリリースされたので紹介しよう。

 さて、このPro266 Masterの最大の特徴は、3本のDDR SDRAM用DIMMソケットに加えて、2本のSDRAM用DIMMソケットを実装していること。つまり、PC1600/PC2100 DDR SDRAMに加えて、PC100やPC133に対応したSDRAMも使用できる。さすがにDDR SDRAMとSDRAMの両方を同時に使用することはできないが、「まずはボードだけ購入し手持ちのSDRAMを流用して、今後予算に余裕ができたらDDR SDRAMに乗り換える」といった段階的なアップグレードを可能にしている。また、はじめからDDR SDRAMで利用する場合も、今後新しいDDR SDRAMマザーボードを購入したときにそちらにメモリを流用して本ボードは余ったSDRAMで利用するなど、いろいろとツブシが効く。手持ちのPCパーツをいろいろと使い回したい自作ユーザーには大歓迎の仕様といえる。



Avance Logicの4ch出力対応オーディオコーデック「ALC200」。
 拡張スロットの構成は、AGP×1、PCI×5、CNR×1(PCIと共用)と、ごく一般的。オンボードデバイスとしては、4ch出力に対応したAC'97オーディオコーデック「ALC200」を実装しており、VT8233が内蔵する4chオーディオ機能が利用できる。BIOSでオーディオのチャネル数を選択できるようになっており、4chオーディオを選択した場合は、背面のLINE IN端子をリアスピーカの出力として利用する。また、ボード上にPromiseのIDE RAIDコントローラ「PDC20265」用のパターンがあるように、IDE RAID機能付きの「Pro266 Master-R」もラインナップされている。



FSBは、BIOS上でキーボードから具体的な数値を入力することで設定する。
 FSBはBIOS上で1MHz刻みに設定可能。MSI製マザーボード独特の、キーボードから数値入力でFSBを入力するタイプで、使用するCPUのFSBタイプによって、66~99MHz、100~132MHz、133~166MHz、3種類の設定が現れる。オーバークロック時などで、FSBが66MHzのCeleronをFSB100MHzとして認識させたい場合や、FSB100MHzのPentiumIIIをFSB133MHzとして認識させたい場合などは、ボード左上にあるジャンパピン「JP5」で変更することができる。なお、CPUコア電圧やI/O電圧の変更機能は搭載されていない。



CPUタイプ判別用のジャンパ列はCPUクーラー取り付けの邪魔にはならない。手前の緑色のジャンパは、FSBタイプを任意設定するためのもの。
 CPU周りには、7連のジャンパピンが並んでいるが、これはCPUタイプの判別に使うもの。PentiumIII使用時はすべてショート、Celeron/CyrixIII使用時はすべてオープンにして使うようになっている。また、これは一見CPUクーラー取り付けの際に邪魔になりそうだが、高さがCPUソケットと同じであるため、よほど特殊な設計のCPUクーラーでないかぎり干渉することはないだろう。

 そして、独自の機能としては、「D-LEDs」機能。もはやMSI製のボードではお馴染みとなった機能だが、LEDの点灯状態でシステムの状況を知らせるもので、正常に起動しない時などに、何が原因で停止したのかを知ることができる。。また、VT8233は6ポートのUSBコントローラを内蔵するが、それに対応したUSBポート増設用のブラケット(4ポート)も標準で付属、背面パネルの2ポートとあわせて、6ポートをフルに活用できる。



システムの状況をLEDの点灯状況で知らせるD-LEDs。正常に起動しない時などに、何が原因で停止したのかを知ることができる。
 今回はDDR SDRAMとSDRAM、両方を使って試用してみたが、どちらも問題なく動作した。DDR SDRAMとSDRAMが両方使えることでいろいろとツブシが効く点は大いに魅力だし、(オーバークロックは当然動作保証外ではあるが)設定でいろいろと遊べる要素も用意されている。現在マザーボードの新調を考えている方は選択肢に入れてみてはいかがだろう。


Pro266 Masterの主なスペック
製品名 Pro266 Master
メーカー MSI
チップセット Apollo Pro266(VIA)
メモリソケット DDR DIMM×3、DIMM×2
拡張スロット AGP×1、PCI×5、CNR×1(PCIと共用)
FSB設定クロック 66~166MHz(BIOS、1MHz刻み)
コア電圧 自動
I/O電圧 自動
クロックジェネレータ 94227AF(ICS)
ハードウェアモニタ W83627HF(Winbond)
BIOS AWARD
ボードサイズ 305(H)×250(W)mm
問い合わせ先 エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン
http://www.msi-computer.co.jp/

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