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GA-6RX

GA-6RX

2001年03月26日 18時11分更新

文● 鈴木雅暢

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GA-6RX

日本ギガ・バイト/バーテックスリンク

オープンプライス(実売価格2万4000円前後)

Gigabyteの「GA-6RX」は、チップセットにVIAのApollo Pro266を搭載したPentiumIII/Celeron用マザーボード。Intel CPU用としては、初めてDDR SDRAMをサポートしたマザーボードということになる。その仕様を解説していこう。

サーバ向けにも通用するハイエンド仕様
Gigabyteらしい機能も満載

 GigabyteのGA-6RXは、市場に初めて登場したApollo Pro266搭載マザーボード。最近は新しいチップセットを搭載したマザーボードというと、Gigabyteが先陣を切ることが目立つ。Athlon用でも他社に先駆けて「GA-7DXC」をリリースしたように、特にDDR SDRAMベースのプラットフォームの開発に関しては他社に先んじていると言えそうだ。

 さて、史上初のApollo Pro266搭載マザーボードとなったこのGA-6RXは、同社イメージカラーの青色ではなく、茶色がかった薄緑茶色のパッケージ(外箱)を採用している。これは同社内ラインナップの中では、メインストリーム向けではなくサーバ/ワークステーション用の位置付けであることを表しているが、仕様的にもやはりハイエンド寄りのものとなっている。たとえば、AGP Proスロットを搭載していたり、5本あるPCIスロットの間にPCIのバスアービタ(バスマスタ要求を調停するコマンド)を置き換えるためのPLD(Programable Logic Device)チップを実装していたりする点にそれが伺える。PCIバスマスタ関連のトラブルも少ないだろう。

 また、DIMMソケットも4本搭載する。DIMMソケットを多く搭載するということはそのぶん多くのモジュールを挿すこと、たくさんのメモリチップをドライブすることを想定しているということで、そのためにはスキューを最小限に抑えるノイズ対策などには細心の注意が必要となる。つまり、一般的には(良心的に設計されていれば)、DIMMソケットが2本や3本のボードよりも、4本あるボードのほうが、ただ単に「4本差すことができる」というだけでなく、安定性や互換性の面で優れていると考えることができる。



IDE RAIDコントローラ「PDC20265」を搭載。RAID 0/1に対応する。
 同社のトレードマークであるブルーの基板は高級感たっぷり。標準のBIOS ROMのほかにバックアップ用のBIOS ROMを搭載する「Dual BIOS」機能や、クリエイティブ製のサウンドチップ「CT5880」を実装しての4chオーディオ機能など、もはや同社製ボードではお馴染みとなった数々の特徴を備える。また、Promise製チップ「PDC20265」によるIDE RAID機能も備え、RAID 0(ストライピング)、RAID 1(ミラーリング)に対応する。



Windows上で動作するオーバークロックツール「EasyTune III」。再起動せずにFSBのオーバークロックが可能。
 さて、Gigabyteといえば安定性を重視した堅実な作りというのが一般的な認識だが、本ボードはオーバークロックに向いた機能も備えている。FSB設定はジャンパピンで15通り(66~150MHz)、CPUコア電圧もジャンパピンで1.3~2.05Vまで0.05V刻みで設定可能となっている。さらにはDIMM、チップセットに供給する電圧を上昇させるジャンパピンもそれぞれ装備している。上昇時の具体的な電圧などは明記されていないが、オーバークロック時などにDIMMモジュールに供給する電圧を上げたいときには有用となるだろう。Windows上で動作するオーバークロックツール「Easy Tune III」(付属CD-ROM内に標準添付)にも対応している。



BIOS設定。DDR SDRAMへの供給クロックは、FSBに関わらず、100MHz(DDRで200MHz)と133MHz(同266MHz)が選べる。
 もっとも、それぞれの設定をBIOSではなくジャンパピンで設定しなければならないし、他社製ボードに比べればFSB設定も少ないなど、「オーバークロック向け」とまで言うには少々物足りない。ちなみに、FSBクロックとDDR SDRAMのクロックは別々に設定でき、FSB133MHzの時にDDR SDRAMを200MHz(PC1600)動作させたり、FSB200MHzの時にDDR SDRAMを266MHz(PC2100)動作させることも可能だ。こういったフレキシブルな設定が可能なのはVIA製チップセットならではだろう。今回試用した限りは安定面も優秀で、ほかのGigabyte製ボードと同様に、安心して利用できるだろう。


GA-6RXの主な仕様
チップセット Apollo Pro266
メモリソケット DDR DIMM×4
拡張スロット AGP Pro×1、PCI×5,AMR×1
FSB設定クロック 66.8、75、78、90、100.2、105、110、115、124、130、
133.4、136、140、145、150MHz(ジャンパ)
コア電圧 1.3~2.05V(0.05V刻み)
DIMM電圧 自動/Over Voltage
クロックジェネレータ 9248BF-153(ICS)
ハードウェアモニタ IT8705F
BIOS AMI
ボードサイズ 304(H)×243(W)mm
問い合わせ先 株式会社バーテックスリンク
http://www.vertexlink.co.jp/
03-5259-5129

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