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マイクロソフト、Windows XP 日本語版を公開

2001年03月13日 21時11分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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説明会の会場で、同社製品マーケティング本部Windows製品部部長の御代茂樹氏は、「現在はWindows MeがホームPCの中心、ビジネスではWindows 2000 Professionalが中心だが、Windows XPからライン統合する。これは非常に大きな変化だ。すべてをWindows XPの上に一本化する。Windows 2000 Professionalの後継がWindows XP Professional、Windows XP Home Edotionは家庭向けに特化したサブセットバージョンだ。ひとつのカーネルに統合することでWindows 2000の信頼性、堅牢性を踏襲する。2つのプラットフォーム用に2種類のドライバーを作らなければならなかった時代は終わる。9xから2000コードベースへ完全移行、あらゆるPCがWindows XPに対応できるようにしたい」と説明した。

御代氏
説明会で挨拶した同社Windows製品部部長の御代氏。後ろに見えるフラッグが新しい正式ロゴだ

また御代氏は「Linuxの鼻先を抑えたい」とも語り、「Linuxに対する脅威は非常にある。クライアント向けLinuxはライセンスや設計の新しさはあるが、しかしわれわれは彼らにはない優秀なエンドユーザー向けサポートを提供できる。サーバー製品も脅威で、廉価マシンで特に多く使われているが、対応ツールや開発キット、サポートなど彼らよりいいものを提供したい」としている。

Windows XPは2001年後半にリリースされる。またサーバー製品群の次期バージョンは、Windows XPリリース後、四半期(3ヵ月)遅れてリリースされるという。これは.NETの開発環境をサーバー製品に取り込むためで、次期サーバーOS群は.NETエンタープライズサーバーとしての機能を充実させた後に出荷ということになる。

マイクロソフトは、4月後半にWindows XPの詳細な説明会を開催し、そこで関係者向けにWindows XP β2および次期サーバーOSのβ2を配布するとしている。Windows XPはβ2の後、RC1、RC2、最終版と更新されるが、次期サーバーOSはβ2の後β3が作られることになっている。

Windows XP、次期サーバーOS群とも価格は未定。Windows XPに関しては、スタンダード版のほか、Windows 98以降を対象としたアップデート版が用意される。なお、Windows 95のサポートについては、「Windows 95の出荷自体は現在、全体の1%にも満たない程度。Windows XPへのアップグレードサポートについては'99年ごろの周辺機器やドライバーまで行ない、Windows 95のサポートは外して、製品のスタンダード版を購入してもらう」(御代氏)としている。

おまけ
説明会で配られたナチュラルミネラルウォーター『ウィスラーウォーター』。カナダの氷河の雪解け水を伏流水として採取したもの。輸入者は(株)ウィスラージャパン

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