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PRINT Image Matching

PRINT Image Matching

2001年03月01日 13時44分更新

文● 行正

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 セイコーエプソン(株)は、デジタルカメラ画像の印刷品質を向上させるためのデジタルカメラ画像の統一データフォーマット「PRINT Image Matching」を発表した。同時に、PRINT Image Matching対応のカラーインクジェットプリンタ「PM-790PT」および300万画素デジタルカメラ「CP-920Z」を発表した。PM-790PTは3月16日、CP-920Zは4月13日より、それぞれエプソン販売(株)から発売される。

PRINT Image Matchingに対応した300万画素デジタルカメラ「CP-920Z」と、PCと接続しなくてもデジタルカメラ画像を直接印刷できるインクジェットプリンタ「PM-790PT」。

 PRINT Image Matchingは、デジタルカメラで撮影した画像をカラーインクジェットプリンタで印刷する際に、最適な印刷結果が得られることを目的としたもの。デジタルカメラの画像フォーマットとして普及しているExif(JPEG準拠)フォーマットをベースとして、デジタルカメラ側が任意の情報を書き込める拡張領域(MakerNote)に、共通の書式に基づいた情報を記述するもの。特に対応していないソフトウェアや機器からは単なるExifファイルとして通常どおり読み込める。
 Exifのメーカーノートには、シャッター速度や絞り、マクロやデジタルズームの有無、ISO感度、露出補正、撮影モードといった情報を独自形式で書き込むデジタルカメラ製品は現状でも多い。これを共通形式としてカメラ固有の色特性などの情報も記述し、対応したプリンタドライバで解釈することにより、最適な印刷モードの選択が可能となる。
 たとえば、"ポートレート"モードで撮影されていれば肌色を綺麗に印刷するモード、"風景"モードならば青空や樹木の緑が鮮やかになる印刷モードが選ばれるという具合。また、センサや表示デバイスの限界から撮影や表示はできないが、インクジェットプリンタでは印刷可能な色領域(深緑~青の色域など)を再現するため、画像データの色域を引き伸ばすことで印刷結果が鮮やかになるように加工する「エプソン ナチュラルフォトカラー」という技術が、同社の現行プリンタに搭載されている。しかし、画像データそのものに含まれていない色を表現するのは不自然な印刷結果となる可能性もある。これに対し、PRINT Image Matchingを使い、デジタルカメラの色特性を管理していれば、sRGBの画像データには含まれていなくても撮影対象物の色を自然に再現できるという。
 さらに、デジタルカメラ上でプリント時のガンマ値や明るさ/輪郭強調といった指定を入れておくことも可能で、印刷時にはとくにレタッチや印刷指定を行わなくてもワンタッチで印刷できる。

 エプソンでは、PRINT Image Matchingをデジタルカメラ画像フォーマットとして普及するべく他社にも働きかけており、3月1日時点で以下のメーカーが賛同を表明している。

  • オリンパス光学工業(株)
  • カシオ計算機(株)
  • 京セラ(株)
  • コニカ(株)
  • ソニー(株)
  • (株)東芝
  • ミノルタ(株)
  • (株)リコー

 同時にエプソンが発表したPRINT Image Matching対応製品は、デジタルカメラ画像をPCを使わずに印刷できるダイレクトプリンタ「PM-790PT」および300万画素デジタルカメラ「CP-920Z」で、エプソン販売(株)より発売される。
 また、現行のインクジェットプリンタに関しては、プリンタドライバと印刷ソフトに変更によって対応することが可能。時期は未定ながら、新たなプリンタドライバを同社Webサイトなどで無償提供する予定。対応機種としては「PM-3500C」「PM-900C」「PM-880C」「PM-780C」を予定しているという。
 なお、すでに発表されているソニー「サイバーショット DSC-S75」「同 DSC-P30/P-50」および京セラ「FineCam S3」、カシオの「QV-3500EX」は、PRINT Image Matchingに対応している。

エプソン販売(株)
問い合わせ先 カラリオインフォメーションセンター 0570-00-4116

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