GUIベースのデザイン編集も強化
Dreamweaver 4ではコード編集の強化に加えて「レイアウトビューの導入」「Flashボタン/テキストへの対応」など、ビジュアルデザインに関連する機能の強化も同時に行っている。
「レイアウトビュー」では、グラフィックスソフトで矩形の範囲指定を行うようにテーブルを配置できる。配置したテーブルの移動なども簡単に行える。 |
最初のレイアウトビューとは、グラフィックソフトや表計算ソフトで範囲選択を行うような感覚で、手軽にテーブルやセルをワークエリアに配置できるモードのこと。従来からある「デザインビュー」のサブモードにあたり、テーブルのネスト(入れ子)も容易に作成できる。続くFlashボタン/テキストは、FlashフォーマットのテキストやアニメーションするボタンをDreamweaverで直接作成でき、そのままデザインに組み込める機能だ。ボタンやテキストを作成できる――といっても、たとえばボタンの場合はあらかじめ登録された形の中からひとつを選び、それにテキストを付加する程度の簡単なものだが、プリセットの形状にはタブ型・丸型・長方形など合計44種類用意されている。万全ではないが、よく使われる形状はひととおり揃っていると思っていい。
Flashボタンの組み込みには「Flashボタンの挿入」機能を使う。このダイアログウィンドウではボタンテキストのほか、リンク先のURLやターゲットも指定できる。 |
「アセットパネル」では、イメージやURL、色情報などのデータを一括して管理できる。カテゴリの変更は、左側のボタンにより行う。 |
ほかにも、同社のWeb向けグラフィックソフト「Fireworks」との連携を強化する「Roundtripグラフィックス編集」、Webページの作成に関係するイメージ、テキスト、URL、テンプレートなどのデータを一括管理する「アセット」パネルの新設、さらにはWebクライアントからWebサーバにドキュメントを発行できる「WebDAV」プロトコルに対応するなど、変更点は多岐に及んでいる。
価格はDreamweaver単体パッケージが2万円。同社のWebグラフィックスツール「Macromedia Fireworks 4 日本語版」がセットになった「Macromedia Dreamweaver 4/Fireworks 4 Studio 日本語版」の価格は2万2000円となる。Webページの作成からサイト管理まで対応できることを考えれば、コストパフォーマンスは大変に高い。プロのWebデザイナーはもちろん、Webページの作成を考えている一般のユーザーにも広くお勧めできるツールだ。
なお、マクロメディアでは、Dreamweaverの登録ユーザーに対して、Dreamweaver 4/Fireworks 4 Studioへのアップグレードパスを用意している。アップグレード価格は1万2000円。2001年9月30日までの期間限定なので、興味のある人は早めに問い合わせることをお勧めする。
製品名 | Macromedia Dreamweaver 4.0 日本語版 |
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価格 | 2万円 |
発売元 | マクロメディア(株) |
連絡先 | 03-5563-1980 |
URL | http://www.macromedia.co.jp/ |
対応OS | Windows 98/Me/NT 4.0/2000、Mac OS 8.6/9.0日本語版 |