日本ギガ・バイト/バーテックスリンク
オープンプライス(実売価格2万6000円前後)
- http://www.gigabyte.co.jp/
- http://www.vertexlink.co.jp/
- 03-5259-5129
Gigabyteの「GA-7DX」は、AMD-761を搭載したAthlon/Duron用のマザーボード。すでに同社は、AMD-761搭載ボードとして動作保証をFSB200MHz/PC1600環境に限定した「GA-7DXC」をリリースしているが、本ボードはFSB266MHz&PC2100 DDR SDRAMに正式対応している。GA-7DXCからの仕様の変化、パフォーマンスの違いに注目して見ていこう。
全体レイアウトはほぼ完全に共通
FSB周りの高周波ノイズ対策を強化
上がGA-7DXのAMD-761。下がGA-7DXCのAMD-761。チップ周りにローパスフィルタが実装されているが、チップ自体のリビジョンなどは変化がないようだ。 |
目立った違いといえば、チップセットのNorth Bridgeとソケットの間(つまりFSB)にLCローパスフィルタが実装されていること。LCローパスフィルタとはインダクタ(L=コイルなど)とコンデンサ(C)の特性を利用して一定周波数以下の信号のみを通過させる電子回路で、高周波ノイズを除去するためのものだ。このローパスフィルタの実装はAMD自らが推奨しているとのことで、FSB266MHz動作に関するハードルの高さが伺える。
拡張スロットの構成は、AGP×1、PCI×5、AMR×1で、GA-7DXCとまったく同一。South BridgeはVIAのVT82C686Bで、クリエイティブのサウンドチップ「CT5880」を実装して4チャンネルオーディオ機能を搭載する点も同じである。CPUコア電圧やCPU倍率の変更は行えず、オーバークロック機能としてはディップスイッチによるFSB設定クロックの変更機能(9通り)のみだ。FSBとDDR SDRAMのクロックはチップセットの仕様上1/1同期しており、DDR SDRAMのクロックは、FSB200MHzの際は200MHz(=PC1600)、FSB266MHzの際は266MHz(=PC2100)となる。
左がGA-7DX、右がGA-7DXC。全体的なボードの構成はほとんど同じだ。 |