FSB266MHzでは明らかな性能向上
ベンチマークテスト
GA-7DXはAMD推奨リスト掲載マザーボードということで、AMD761のリファレンス的存在としてそのパフォーマンスは注目だ。制限付きだったGA-7DXCからパフォーマンス面でどう変わっているのか、確認してほしい。なお、セットアップの手順などはGA-7DXCやA7M266と変わらないので、そちらのレビューを参照していただきたい。ベンチマーク環境には、FSB200MHzのAthlon-1.2GHz、そして先日登場したばかりのFSB266MHz対応Athlon-1.2GHzを両方用いてFSB200MHz環境とFSB266MHz環境の比較を行っている。その他の環境は以下に示したとおりで、純粋にマザーボードの性能だけを比較できるよう統一している。
FSB200MHz環境 | FSB266MHz環境 | |
---|---|---|
CPU | Athlon-1.2GHz(100MHz×10) | Athlon-1.2GHz(FSB133MHz×7.5) |
メモリ | PC1600 DDR SDRAM | PC2100 DDR SDRAM |
ビデオ | Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) | Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) |
HDD | Seagate Barracuda ATA II 100(UltraATA/100) | Seagate Barracuda ATA II 100(UltraATA/100) |
OS | Windows Millennium Edition | Windows Millennium Edition |
追加ドライバ等 | AMD Miniport Driver Version 4.80、VIA 3 in1 Driver 4.24、DirectX 8、Detonator3(6.31) | AMD Miniport Driver Version 4.80、VIA 3 in1 Driver 4.24、DirectX 8、Detonator3(6.31) |
WV32-MEMORY
Super π
3DMark 2000 Ver 1.1
SYSmark 2000
さて、結果を見てみると、FSB200MHz&PC1600環境においては、全般的に先に発売となったGA-7DXCのほうが若干GA-7DXを上回っている。FSB266MHz&PC2100に正式対応したことで、より安定性を重視したセッティングになっているのかもしれない。また、GA-7DXでFSBを200MHzから266MHzにアップすると、Superπと3DMark 2000のCPU 3D marksで約6%、SYSmark 2000でも約2%と、確かな性能向上を示している。CPU自体の動作クロックは同一でこれだけの性能向上を示すこと自体優秀であるのは間違いないが、DDR SDRAMのクロックも上昇していることを考えれば、やや物足りないとも思える面もあり、この結果をどう見るかは微妙だ。ただし、安定・堅実を信条とするGigabyte製であり、AMDからの推奨も取り付けているだけあって動作はきわめて安定。パフォーマンス面ではすでにAthlonプラットフォーム中、最速との評価を得ているAMD-761だけに、FSB266MHz環境で安心して使えるマザーボードの登場は歓迎すべきだろう。
チップセット | AMD-761(AMD)+VT82C686B(VIA) |
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メモリソケット | DDR DIMM×2 |
拡張スロット | AGP×1、PCI×5,AMR×1 |
FSB設定クロック | 95、100、100.7、100.9、103、105、110、115、133MHz(ジャンパ) |
コア電圧 | 自動 |
I/O電圧 | 自動 |
クロックジェネレータ | 9248BF-153(ICS) |
ハードウェアモニタ | チップセットに内蔵 |
BIOS | AWARD |
ボードサイズ | 312(H)×232(W)mm |
問い合わせ先 | 株式会社バーテックスリンク http://www.vertexlink.co.jp/ 03-5259-5129 |