ゲームセンターで今も人気のセガのガンシューティング「THE HOUSE OF THE DEAD(HoD)」をタイピングソフト化した「THE TYPING OF THE DEAD」のPC版が12月7日に発売される。
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ガンシューティングTHE HOUSE OF THE DEADと同様に、ゾンビたちは主人公に次々と襲いかかってくる。通常なら銃を連発するところで、せっせと文字入力して敵を倒すところにおもしろみがある。かなり焦るぞ! |
キーを打つのが楽しくてしょうがない
このPC版は、2000年8月に発売されたドリームキャストからの移植タイトルで、通常の「アーケードモード」のほかに、お助けアイテムが増え、好きなタイミングで使えるようになった「オリジナルモード」、タイピング練習のための「チュートリアルモード」、ゾンビと一緒に苦手箇所を反復練習できる「ドリルモード」などなど、豊富なモードで存分に楽しみながらタッチタイピングをマスターしていくことができる。
注意したいのは、本作はDirect3Dに対応したビデオカードが必須であるというところだ。詳しくはスペック表を参照していただきたいが、タイピングソフトといっても、CPUやHDDの必要条件は通常のPCゲーム並みに高くなっている。これはタッチタイピングという学習的意味合い以上にゲーム性をふんだんに盛り込んだためだ。アーケードゲーム界の雄であるセガが自信を持って移植した作品であるだけに、ゲーム性に関しての妥協は一切ない。ゲームセンターでゲーマーを相手に大ヒットしたことからもわかるように、本作は実のところ「タッチタイピングソフト」というより、「キーボードを使った3Dアクションゲーム」なのである。
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戦闘の合間に会話シーンが挟まれ、ストーリーが展開していく。ちなみに主人公がゾンビになっているのは、アイテム「ゾンビの着ぐるみ」をとったため。 |
PC版のみのオリジナル要素としては、TCP/IP接続によるネットワーク対戦に対応している。1pと2pに分かれて、お互いの得点を競い合ったり、ふたりで協力してゾンビを倒していくことができるわけだ。ゲーム中にチャットを行うことはできないものの、ふたりで同時にタッチタイピングが練習できるという点では、魅力的な機能といえそうだ。なにより、PC版では自分の手慣れたキーボードで遊べるのがありがたい。遊び心を満足させつつ、自然に学べる秀作タッチタイピングソフトである。
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チュートリアルモード。本編ではリアルな挙動のゾンビの動きに翻弄されて、なかなか実力が発揮できないので、タッチタイプの初心者はここから始めよう。 |
開発元 | (株)セガ |
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発売元 | 開発元に同じ |
対応OS | Windows 95/98/Me+DirectX 7a |
CPU | PentiumII-233MHz以上(PentiumIII-450MHz以上を推奨) |
メモリ | 64MB以上(128MB以上を推奨) |
ビデオ | 640×480ドット/6万色以上(Direct3D対応) |
HDD | 700MB以上 |
CD-ROM | 4倍速以上(8倍速以上を推奨/起動時必須) |
マルチプレイ | 最大2人の通信対戦(DirectPlay対応) |
