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PCV-LX80/BPK

PCV-LX80/BPK

2000年11月20日 11時26分更新

文● 山崎

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そのスタイルに負けない充実した内容を誇る

 PCG-LX80/BPKはLXシリーズの最上位機種らしくCPUはPentiumIII-850MHzを採用するなど、見かけのコンパクトさによらず充実したハードウェアスペックを誇っている。オリジナルのマザーボードはチップセットにSiS630を搭載し、ビデオ機能とオーディオ機能はチップセットに内蔵されている。3D描画のパフォーマンスは、最新のゲームでもグリグリ動くというわけにはいかないが、2D描画のクオリティとパフォーマンスは申し分ないレベルだ。また高解像度の画像でも余裕をもって保存できるようにHDDは40GBの大容量のものを採用している。

 プリインストールソフトは、前述の本格的な静止画加工ソフトに加え、画像管理の「PictureGear Ver.5.0」、DV動画編集の「DVgate Ver.2.2」や「MovieShaker Ver.1.2」、AVファイル管理/再生ソフト「Media Bar Ver.3.2」、地図ビューアの「Navin' You Ver.4.6」などPCを楽しく使えるオリジナルソフトが豊富に用意されている。またLシリーズから引き続き標準でOffice 2000がプリインストールされ、ただ楽しむだけでなく実用面でも活用できるPCとなっている。

 PCG-LX80/BPKは、ペンタブレットによってPCの操作を簡単にするだけでなく、タブレットをフルに活用できるアプリケーションをプリインストールし、作品を配布するための手段であるCD-RWドライブも標準装備するなど、本格的なペイント環境を望んでいるユーザーの要求をも充たす実力十分のPCだ。単に感圧式液晶を備えてペンによるWindowsの操作を可能にしているPCとは一線を画す完成度の高さを持っている。エントリレベルユーザーの入門用PCとしてではなく、PC上で絵を描く楽しさを知っているユーザーによりお勧めしたい製品だ。35万円前後という実売価格も、本格的なペイント環境が整ったPCとしてみれば決して高価すぎることはないだろう。

本体正面フロントパネルはLシリーズ同様にカバーを備えすっきりしたデザイン。カバーの中にはPCカードとメモリースティックの各スロットとUSBおよびi.LINK端子を備える。FDDは省略された。
本体背面PS/2タイプのキーボードとマウスは液晶台座部分に接続するため本体にはPS/2端子を装備しない。PCIスロットの空きは1つだけ確保され、ハーフサイズカードまで増設可能だ。
CPU PeniumIII-866MHz
メモリ 128MB
ビデオ SiS630
HDD 40GB
CD-RW R8倍速/RW4倍速/CD32倍速
通信 モデム/LAN
OS Windows 2000 Professional
モニタ 15インチTFT液晶
Officeアプリ Microsoft Office 2000 Personal(SR-1)

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