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GNOME Foundation設立に対するKDEの反応――「なにも影響はない」

2000年09月03日 23時51分更新

文● 植山 類

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 8月15日のLinuxWorldの壇上で発表された「GNOME Foundation」設立のニュースに対して、KDE Projectがレスポンスを返した。答えは、「なにも影響はない」ということだ。

 Linuxの2大デスクトップ環境として知られるGNOMEとKDEは、どちらもUNIXにWindowsのようなユーザーフレンドリーな操作体系を構築することを目的に、ボランタリなプログラマによって開発されている。ここで問題になっているのは、GNOMEがSun Microsystems (以下Sun)やHPを含む13もの企業/団体のサポートを得たのに対して、なにも後ろ盾のないKDEが選択肢として生き残っていけるのかということである。

 KDE Teamは、(彼らに言わせれば)ありもしない「対決」をあおるこの種の質問に、飽き飽きしているようだ。KDEは、GNOME Foundationの設立がKDEの開発に与える影響を、「Quebec City Zooで白クマの子供が生まれたことと同じくらいの影響」という比喩で、「まったく関係ない」ことを強調している。

 なぜ関係ないのか。KDEは次の理由を挙げる。

  • 趣味の開発者にとってマーケットシェアやマインドシェアは関係なく、ただ最良のデスクトップを構築することだけが重要なことだから
  • すでに多数のユーザーを確保していること
  • KDE 2.0ではさらに優れたデスクトップになること

 また、GNOME Foundationが「Linuxデスクトップ標準」を定めることは無理だという。なぜなら、すでにKDEが広く受け入れられており、オープンソース支持者は押しつけられた「標準」というものに反発を覚えものだからだ。また、標準の正しい形とは、ドラッグ&ドロップやセッション管理などの点を開発者同士で決めるべきものだとしている。

 SunやHPが、自社のUNIXに、CDEの替わりとしてGNOMEを採用する影響はどうなのだろうか? これは大したことではない。Sunはデスクトップではなく主にサーバとして使われており、それより多数のLinux/BSDデスクトップがKDEを動かしているからだ。

 また、KDEは、GNOMEと同じように「KDE Foundation」を設立するつもりはないと明言した。なぜなら、KDEは(LinuxのLinusのような)「優しい独裁者」や(Apacheの開発モデルのような)「選出された委員会」を持たない珍らしいオープンプロジェクトで、彼らは、進むべき方向を決めるのは開発者本人たちであるべきだと考えているからだという。

 結論として、KDE Teamはユーザーに、これからも開発を続けていくことを約束している。

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