S/MIMEの認証・暗号化機能を追加する 電子メールプラグイン
アイフォー
電子メールの暗号化プロトコルS/MIMEをサポートしたメーラ用プラグイン。メール本文と添付ファイルの暗号化、デジタル署名による改ざんの検知、本人を確認する証明書によるなりすましの防止などの機能をメーラに追加する。プラグインに対応するメーラはExchange Server Client、Outlook 97/98、Lotus Notes、Eudora Pro for Windowsなどで、メニューに組み込まれるため、違和感なく操作が行なえる。また、暗号・デジタル署名ファイルをSecure Messengerで生成し、MIME対応のメーラに添付することで、プラグイン非対応のメーラでも利用できる。
昨年の9月に発売開始された最新の3.0では、RC2 40bit に加えDES 56bitがサポートされた。公開鍵暗号もRSA 512bitから1024bitに拡張され、暗号化機能が特に強化された。また、新たにローカルファイル/フォルダの暗号化機能も追加されている。LDAPのサポートも行なっており、LDAPサーバへの証明書の登録をSecure Messengerから行なえるようになった。
また、日本ベリサインの「デジタルIDサービス」1年分が同梱されており、証明書の発行要求やインポート作業もウィザードから行なえる。ユーザー自身がデジタル署名を行なう自己署名証明書の発行もサポートしている。導入後、すぐにセキュリティ機能を利用できるという点は評価すべきだろう。
Secure MessengerではS/MIMEをサポートするNetscapeやMicrosoftのメールクライアントと相互運用性がある点が特徴だ。価格は1クライアントで1万4800円。
さらに同社では、「WorldSecure Server」という電子メール管理システムも販売している。これはS/MIME暗号処理、内部からの情報漏洩を防ぐためのフィルタリング、ウィルスチェック、ポリシー管理などの機能を統合した製品だ。こちらの価格は49万8000円(50ユーザー)。
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