セキュリティパーフェクトガイド(その4)

RFCに忠実に基づいた 商用RADIUSサーバ

ハッピーサイズ

　都内を拠点とするベンチャー企業であるハッピーサイズが自社開発した国産の商用RADIUSサーバ。

　fullflex RADIUSは、RADIUSプロトコルが規定されているRFC2138と2139にのっとって作られたC++アプリケーション。利用者を識別し、ログインしたユーザーの利用状況を把握するというRADIUS本来の機能をきちんと実装している。

　認証としてはIDとパスワードという古典的な方式はもちろん、ワンタイムパスワード製品である「SafeWord」にも対応。また、ダイヤルアップ接続の特徴を活かし発信者番号通知の機能を使い、接続に使用できる電話番号や電話機を限定することができるほか、同じIDのユーザー名が同時に利用できる回線の数を制限できる。また、ログインしたユーザーに対しても連続使用時間や月ごとの利用時間の合計などに上限値を設けることで、アクセス制限が行なえる。こうした機能により、外注先やモバイル環境から社内システムにログインする場合などでも安心して利用でき、ユーザーの利用状態も簡単に把握できる。CSVファイルで利用状況を一括で出力することもできる。

　そして、最大の特徴は、こうした設定や管理が、Webブラウザ上から容易に行なえる点であろう。接続状況のモニタリング等もWebブラウザから行なえる。

　対応プラットフォームは、Solaris、Windows NT、Red Hat Linuxなど。価格はUNIX版が50セッションライセンスで98万8000円、Windows NT版が34万8000円。製品の販売は伊藤忠テクノサイエンスと住友商事が行なっている。なお住友商事では、Intel Celeron搭載PCにRedHat Linuxとfullflex RADIUSをプリインストールした「AQUILA-ff」も扱っている。

問い合わせ先

株式会社ハッピーサイズ
http://www.happysize.co.jp
営業部
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E-Mail：[e-mail]

住友商事
メディア事業本部
情報通信第一事業部(神田分室)
http://picasso.helios.sumitomocorp.co.jp/
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