イギリスのオンラインメディア「The Register」の報道によると、米Sun Microsystemsは、ドイツのStarDivisionを8月中にも買収する可能性があることを伝えた。これによると、買収の可能性はドイツの雑誌「c't」が報じたもの。「あくまでもうわさ」としているが、マイクロソフトの「Office」シリーズに対抗する有力なオフィススィートをマルチプラットフォームで提供している企業であることから、注目を集めているという。
StarDivisionは、ワープロや表計算ソフトなどを含むオフィスパッケージ「StarOffice」の開発を行なっているドイツの会社。同製品はLinuxのほか、Solaris、Java、Windows 95/98/NT、OS/2に対応している。'98年末から、非商用版に限り無償版の配布を行なっている。このほか、同社では今年中にも株式公開を予定しているという。
なお、サン・マイクロシステムズ広報によれば、この件に関しては、現在ノーコメントとしている。
