このページの本文へ

コンパクトデジカメはもういらない?

最新ケータイ、カメラNo.1はコレだ【前編】

2009年03月05日 14時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

930SHのウリは心地よい使い勝手

 次に紹介するSoftBank 930SHは、シャープ製のスタンダードな折りたたみ端末。ここに800万画素、高感度撮影に対応するCCDを搭載してきた。

「SoftBank 930SH」。シンプルだけどさすがのクオリティを持つ端末だ

 ドコモ端末であるSH-03Aにも同じ800万画素CCDが搭載されていて、タッチパネルを使った撮影も楽しめる。特にデジカメケータイとうたっているわけではなく、通常のケータイのカメラが800万画素になった、というアプローチを取っている点で、W63CAとは違ったキャラクターを持っている。

 W63CAではディスプレイを表に出してたたみ、デジカメのようなスタイルで操作する方法が用意されている。しかし930SHのディスプレイは通常の折りたたみケータイのように閉じたり開いたりするだけ。特にデジカメに特化したスタイルを持っているわけではない。そのためシャッターボタンとして半押しも使えるボタンが用意されているが、W63CAのように大きくもなければ半押しの感触もつかみにくい。

シンプルな折りたたみ型ケータイの背面、ヒンジに近いところに800万画素CCDを搭載したカメラが内蔵されている。高画素カメラのケータイながら、今まで通りのカメラ付きケータイの流儀で使うことが可能。端末を縦に構えれば縦長、横に構えれば横長と、操作なしに写真の縦横にあわせたインターフェイスに切り替えてくれる、洗練された機能が楽しめる

 しかし、930SHは、ケータイとして写真を快適に撮るための工夫が随所に見られるのだ。

 下記の動画で実際に撮影するシーンを見てもらおう。

 930SHの作例は次ページ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン