USB端子に接続するグッズには、各社がおもしろ商品を競い合って出した時期もあるが、最近はより実用的な製品へとシフトしつつあるようだ。ポイントは、USBが“身近な給電個所”である点だろう。乾/充電池もACアダプターも不要でDC5Vを簡単に供給できるのだから、PC周辺に置いておく小型電気機器であれば使わない手はない。
時計がUSBハブになる
サンワサプライの「デジタルクロックUSBハブ」(型番:400-HUB001)は、その名のとおりデジタル置時計とUSBハブが一体化したもの。ダウンストリームは左右に2つずつ、合計4ポートを装備する。テスクサイドに起きやすい傾いたボディーに大きな7セグメント液晶を備えており、時刻や曜日・日付、さらには内蔵温度計による気温の表示が可能となっている。
USBに接続していない場合(PCの電源OFF)でも内蔵ボタン電池で時刻はリセットされず、反射光で時刻は見える(やや暗い)のだが、USB接続した状態では内蔵バックライトのおかげでかなり明るい文字表示となり、夜でも見やすい。PCが動作しているならPCの時計ソフト(ガジェットなど)でいいだろうと思っても、明るく大きな文字盤の視認性の高さは直感的に分かりやすく、デスク周りのアクセントにもなるだろう。
オフィスのパンデミックを未然に防ぐ!?
USB端子を電源供給元にするという点では、夏場はミニ扇風機、冬場はひざかけ(電熱毛布)といった、オフィス仕事で便利な冷暖房グッズもあったりするが、もっぱら冬場に欲しいのはオフィスの冷え込みよりも乾燥への対策だ。
「USB加湿器」(USB-TOY41)は、キーボードの横などにちょいと置いておけるミニ加湿器。少量の水をゆっくり加熱するものなので、ヤカンでお湯を沸かす場合ほどの結露に気を遣わなくてもいい。アロマ液などを垂らせばアロマポットとして利用できるとのことだが、なにより小さくてPCのすぐ横に置けるサイズなので、加湿にしてもアロマにしても部屋全体にかけるというのではなく、PCの前の空間だけで気持ちよく使えるというのは手軽で便利だ。
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