MIDI編集機能の強化で打ち込みユーザーにもお勧め
MIDIの打ち込みはGarageBandと同じく、ピアノロールもしくは五線譜に、鉛筆ツール/リアルタイム演奏/ステップ入力で作業する。
GarageBandでは1段の五線譜にしか打ち込めないが、Pro Toolsでは譜面全体を確認しながら作業できる。また、GarageBandではMIDIのパラメーターを一度にひとつしか編集できないのに対し、必要なものを複数呼び出して同時に編集できるため、MIDIの編集作業がスムーズに進む。
プロを前提とした生演奏向けの音楽制作ソフトの面が強かったPro Toolsが、本バージョンでは譜面機能の搭載など本格的なMIDI編集に対応し、打ち込みユーザーにもお勧めできる間口の広いソフトに進化した。
【Conclusion】
○
充実の音楽制作環境が3万円前後から手に入る。プラグインの買い足しも必要なく、圧倒的なプライスパフォーマンスと言える。
×
譜面機能で、強弱などの音楽記号を入力できない。また、TAB譜やドラム譜には対応しておらず、バンドスコア作成には専用ソフトが必要だ。
