![]() |
【SPEC】 開発/販売元●アビッド テクノロジー デジデザイン事業部 価格●すべてオープンプライス(3万円〜/専用ハード付属版、1万7850円/アップグレード版) http://www.digidesign.com/jp/ 備考●評価にはβ版を使用。製品版では仕様変更の可能性がある 対応システム●Mac OS X 10.5.5以上 対応機種●2008年11月下旬時点ではIntel CPUを搭載したMacのみ |
---|
【COMMENT】
録音/打ち込みどちらがメインでも使える。各機能は世界標準のスタジオクオリティー。初心者から上級者まで安心してお勧めできる。
GarageBandからワンランク上を目指せる本格ツール
音楽制作ソフト「Pro Tools」のバージョン8が発表された。音楽ソフトの多くはMIDI制作ソフトの進化形であるのに対し、スタジオ用の録音機材として生まれたのがPro Toolsだ。
スタジオ向け「HD」シリーズと個人向け「LE」シリーズのほか、エムオーディオブランドのハード専用となる「M-Powered」版がある。ソフトを使うには、USBやFireWireなどで接続できるオーディオインターフェースが必要だ。
一般的な音楽制作ソフトでは、本格的な作業にプラグインの追加が必要だが、Pro Toolsはプラグインが充実しており、録音はもちろん打ち込みやエフェクトに必要な環境が標準でそろっている。特に「LE」シリーズは3万円前後から購入でき、Macで音楽制作を始める人や、GarageBandからのステップアップに最適だ。
注目は新機能の譜面モードで、拡大・縮小や音符の書き込みなどをツールを切り替えるだけで作業できる。付属のインストゥルメントは、オルガン/ピアノ/シンセ/ドラムマシン──など。また、付属のサンプルプレイバッカー「Xpand2」は、バンドサウンドやテクノ向けのほか、チューバなどのオーケストラ音源を備える。打ち込みが苦手な人向けにループ音源も収録する。
エフェクトは、市販のCDを作る際にも使われている高解像度のリバーブやマキシマイザーなどがある。これらはどれも世界中のスタジオで使われているもので、GarageBandのワンランク上の品質で楽曲を作成できる。
