解像感アップで緻密な描写が可能に
DZ-BD10Hは、新採用の1/2.7インチCMOSイメージセンサーと光学式手ぶれ補正の採用によって、映像に高い解像感が得られる。フルハイビジョンの2倍以上の情報量から映像を作り出し、より繊細でくっきりとした表現が可能になるというふれこみだ。
レンズ部。撮影できる範囲に影響するレンズの焦点距離は45.6~456mm(35mmフィルム換算)で、光学ズーム倍率は10倍となる。最低撮影距離は広角側で約20mmと接写にも強い。フィルター径は43mm
HDビデオの記録モードは、1920×1080ドットの「HX」のほか、1440×1080ドットの「HF」(高品質モード)と「HS」(長時間モード)の3種類が選べる。確かに最高品質のHXモードを使うと、HF/HSモードでは潰れがちな動物の毛並みや建物の模様までしっかりと再現される。
「顔検出」機能を使うとディスプレー上で人の顔が緑のワクで囲まれる。機能のオン/オフは本体のボタンで簡単に切り換えられる
さらに話題の「顔検出」機能にも新対応した。最大5人の顔を検出して最適なフォーカス位置を選んだり、人物の顔に合せて明るさを自動的に補正する。顔認識は人物が中央にいない場合でも有効。手前に花、後ろに人物といった状況でもしっかりと顔にピントが合うほか、逆光撮影時でも人物の表情を的確に収められる。
広角側の焦点距離は35mm相当で45.6mm。これ以上のワイド撮影にはオプションのワイドコンバージョンレンズが必要
望遠側では小さかった風車をここまで拡大できる
工場の壁面。左がHXモード(約15Mbps)で右はHFモード(約11Mbps)による撮影。どちらも細部までよく描写されているが、HXモードのほうが屋根の縁などより細かく再現できている(クリックで原寸拡大)
花までの距離は約10cm。花についた水滴もしっかりと表現されている(クリックで原寸拡大)
HD画質のビデオの記録モードはHX、HF、HSの3モードで、メニューから指定する