フルHD動画撮影機能を省いた兄弟機も先行発売
一方、PowerShot SX10 ISは、一体型高倍率ズーム機のエントリーモデル。HD動画の撮影には対応しないが、専用のムービーボタンを装備しワンプッシュで動画撮影が可能。動画撮影中に有効1000万画素の静止画撮影もこなせる。
レンズに広角28mm相当からの光学20倍ズームを採用した点は同様。曲面を多用した本体には、ボタン類が3次元的に配置されており、手になじむ。
両機種とも映像処理エンジンは最新のDIGIC 4。同時に発表された「PowerShot G10」や「IXY DIGITAL 3000 IS」「IXY DIGITAL 920 IS」と同様。高感度撮影時のノイズ性能に加え、顔認識(フェイスキャッチ)と動体認識(モーションキャッチ)の精度が向上した。これらの進化は、暗部補正、サーボAF(半押しでピントを合わせた後の追尾)、顔セルフタイマー(フレーム内に顔が増えた際の自動撮影)、適正ISO感度コントロール(被写体の動きに合わせて感度を調整)といった撮影アシスト機能に応用されている。
価格はともにオープンプライスで、発売はPowerShot SX10 ISが10月中旬。SX1 ISが12月。店頭での販売価格はそれぞれ5万5000円前後と7万円前後になる見込みだ。