シリコンドライブには、最適化の必要なし
iDefragでは、MacBook AirのBTOオプションの内蔵SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)やUSBメモリーなどのシリコンドライブの最適化をサポートしていない。これは、ハードディスクとはデータ書き込み手順が異なることと、書き換え回数に上限があるためだ。そのため、最適化をしてもシリコンドライブ側でデータを分散記録するため意味がないだけでなく、頻繁なデータの書き換えでドライブの寿命を縮める可能性があるのだ。
iDefragでシリコンドライブを最適化すると、実際に作業は行われる。しかし、ドライブの特性から断片化したファイルが残り、大きな効果を得られなかった。
【Conclusion】
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特化したツールだけに操作はわかりやすい。ほかの診断/修復ツールと組み合わせて定期的にメンテナンスを施せば、安定したパフォーマンスを維持できる。
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主な新機能がLeopard対応のみで、メジャーアップグレードとしては物足りない。昨今のディスクの大容量化に伴い、作業スピードの向上が課題だ。
(MacPeople 2008年10月号より転載)