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ディスクユーティリティーソフト

レビュー:iDefrag 3

2008年09月11日 18時00分更新

文● 服部孔明

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シリコンドライブには、最適化の必要なし

 iDefragでは、MacBook AirのBTOオプションの内蔵SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)やUSBメモリーなどのシリコンドライブの最適化をサポートしていない。これは、ハードディスクとはデータ書き込み手順が異なることと、書き換え回数に上限があるためだ。そのため、最適化をしてもシリコンドライブ側でデータを分散記録するため意味がないだけでなく、頻繁なデータの書き換えでドライブの寿命を縮める可能性があるのだ。

Drive Genius 2

実際にシリコンドライブを最適化したあとのレイアウト画面。赤い部分が断片化したままのファイルで、ほとんど効果が出ていない

 iDefragでシリコンドライブを最適化すると、実際に作業は行われる。しかし、ドライブの特性から断片化したファイルが残り、大きな効果を得られなかった。


【Conclusion】
○  特化したツールだけに操作はわかりやすい。ほかの診断/修復ツールと組み合わせて定期的にメンテナンスを施せば、安定したパフォーマンスを維持できる。

×  主な新機能がLeopard対応のみで、メジャーアップグレードとしては物足りない。昨今のディスクの大容量化に伴い、作業スピードの向上が課題だ。

(MacPeople 2008年10月号より転載)


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