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リポート:「Drive Genius 2」開発元インタビュー

辛口レビューから得た驚くべき評価

2008年07月09日 23時51分更新

文● MacPeople編集部

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第3者の目から見ても、評価の高いソフト

——価格が前バージョンの1万3440円から1万2880円に多少下がりましたが、どういった意図があったのでしょう?

スミス アイギークとしては、米国での販売価格である99ドルにできるだけそろえようと考えました。また、日本で発売されている競合ソフトの価格を調べたときに、この価格で大丈夫だと判断したことも大きな理由ですね。

ベル スミス氏が言われた通り、米国では99ドルで販売をしていますが、それにはいくつか理由があるのです。まず、米国の販売店では99ドルまでの商品は棚に陳列してもらえるのですが、100ドルを超えてしまうと高額商品としてユーザーが手に取ることができないカウンターの奥に置かれてしまいます。それに、100ドル以下なら奥さんのOKを取らなくてもいいでしょう?

——アイギークではダウロード販売を実施している製品が多く存在しますが、「Drive Genius 2」のダウンロード販売は予定していますか?

スミス 実は、プロソフトではダウンロード販売を実施しており、ユーザーが自分でDVDを作成するという方法も採用しています。ただ、この方法が日本のユーザーに受け入れられるかはわかりませんし、本製品に関しては起動DVDそのものに価値があると考えています。ですので、現在はダウンロード販売の予定はありません

——今回のメジャーアップデートに関して、どの機能を重点的に改良しましたか?

ベル まず、Leopardへの完全対応です。これには、Leopardに対応した起動DVDも含まれます。続いて、パフォーマンスとスピードの向上です。前バージョンを使用していただいたユーザーには、各機能のスピードが大変向上しているのを実感していただけると思います。そして、インターフェースの改良。実際、米国ではこのアニメーション表示させたインターフェースが、ユーザーから一番の評価を受けています。

Drive Genius 2

アニメーション表示に改良されたメインインターフェース。直感的な操作が可能だ

——「Drive Genius 2」は米国でさまざまな賞を受けているようですが、その中で一番うれしかったものは何でしょう?

ベル 「Mac|Life」(旧称「MacAddict」)という米国で発売されているMac誌の7月発売号で「Drive Genius 2」のレビューが掲載されました。このレビューはとても辛口で有名なのですが、編集者の一押しとして最高評価をいただきました。マイナス評価の欄は「We're not complaining.」(不満はない)とまで書いてもらえ、これはとても光栄なことです。また、米国のアップルストアのジーニアスバーでは公式採用されていることも大変名誉ですね。

——初心者に、最初に触ってほしい機能はありますか?

Drive Genius 2

初心者にお勧めしたい機能に挙げられた「デフラグ」機能。アプリケーションから起動すると、Leopardがインストールされたドライブはデフラグの対象として選択できないので注意

ベル やはりデフラグ機能を使っていただきたい。Macを使い続けて、どうも動作が遅い・重いと感じたら、ぜひ試してください。そうすれば、サクサクと動いていたころに戻れると思います。デフラグという機能の一番のメリットは、パフォーマンスとスピードが明らかに変化することです。実はMac OS Xにも「ファイル配置最適化」というデフラグのような機能が搭載されているのですが、20MBサイズ以下のファイルにしか適用されません。しかし、「Drive Genius 2」のデフラグ機能にそういった制限はなく、完全な最適化を実現できます。また、頻度に関してですが、まず1~2年ほどMacを使っている方には、いますぐにデフラグを実行していただきたい。その後は、Macの使い方にもよりますが、平均的なユーザーは3~4カ月に1度の周期で実行してください。動画や画像を多く使用しているユーザーは、それよりも頻度をあげるとよいでしょう。

——上級者に向けて勧めたい機能は?

ベル 上級者には、機能うんぬんをメーカー側が伝えるよりも、先ほどお話ししたアップルストアのジーニアスバーで公式採用されている事実をお伝えしたいと思います。アップルストアがプロケアユーザーから預かったMacのデフラグ行う際、「Drive Genius 2」のデフラグ機能を使うのです。私たちはこれを第3者からも大きな信頼を得ている証だと考えています。

——最後に、日本の読者に向けてメッセージをお願いします

ベル 「Drive Genius 2」を日本のユーザーに紹介できるのが、とても楽しみです。我が社は米国以上に、日本のユーザーを大切に考えてきました。「Drive Genius 2」を通して、ぜひともプロソフトに興味を持っていただきたいと思っています。そして、「Drive Genius 2」はもちろん、それ以外の製品のご意見と感想をお聞かせいただけるとうれしいです。


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