コーミングノイズを消してエンコード!
たった23秒という短いサンプル映像から、コーミングノイズを削除していく手順を説明しよう。
サンプルは次からダウンロードして欲しい。
1)AviUtlを起動し映像を読み込む
ノイズの出る左右8ピクセルを削除して、704×480ピクセルの映像にしよう。
2)コーミングノイズが発生している部分を表示する
サンプル映像では全編コーミングノイズが出ているが、ここでは18フレーム目を表示させている。
3)インターレースの解除
「設定」メニューの「インターレースの解除」-「二重化」を選ぶ。
その違いが分からない場合は、画像を拡大して見て欲しい。二重化は、2つのフレームを合成してコーミングノイズが発生している部分にぼかしをかけてノイズを平均化している。
これでエンコーダは、8×8ピクセルのセルでエンコードする際、粒子(縞シマ)に注目しなくなるというわけ。
なおインターレース解除方法の「奇数」「偶数」は、それぞれトップフィールド、ボトムフィールドだけを使ってインターレースを解除する方法。ブラインド状に同じフィールドの映像を1ラインずらして合成するので、縦の解像度と動きの解像度(1/30秒刻みの映像になる)は半分になるが、輪郭がキレイに見える。
動きより1コマ1コマをクリアに見せる場合は、「奇数」または「偶数」による解除も有効。1コマのクリアさより、動きをスムーズに見せる場合は「二重化」がいい。
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