4)AVI出力からVBR 1000kbpsでムービーを出力してみよう。
もう手順はお分かりだと思うのでポイントのみ。
DivXの1パス目の設定を終えたら、ファイル名を“tmp.avi”として[バッチ登録]ボタンをクリック。
続いて2パス目の設定。
出力するファイル名を入力して、さらに[バッチ登録]ボタンをクリック。
最後にAviUtlの「ファイル」メニューから「バッチ出力」を選び、エンコードを開始する。
もし出力されたムービーの動きがギクシャクして見える場合は、(3)の手順で「設定」メニュー「インターレースの解除」-「ボトムフィールド ->トップフィールド」を「トップフィールド ->ボトムフィールド」(またはその逆)を切り替えてみるといい。
これは元のムービーがトップフィールドからはじまっているのか、ボトムフィールドからはじまっているのかを指定する設定だ。めったに気になることはないが、時系列が入れ替わったトップとボトムフィールドが合成され、人物が行ったり来たりして見えてしまう場合がある。
インターレースを解除てエンコードした場合と
未解除のままエンコードした場合の画質レベル
筆者がエンコードしたファイルは、次からダウンロードできる。
画質の違いは一目瞭然だ。
インターレースを解除せずにエンコードしてしまうと、エンコーダはなんとか縞シマを細かくエンコードしようとして、より高いビットレートを割り当てようとする。しかも動きが激しいシーンだと、そちらにもビットレートを割かねばならずに、画面全体がブロックノイズだらけになってしまうのだ。
一方インターレースを解除した映像の場合、縞シマのノイズにぼかしがかかっているので、そこは荒くエンコードしビットレートを抑える。余ったビットレートは動きや画面中の他の部分をより高画質にエンコードしようとするのである。
なお、奇数(トップ)フィールドのみを使ったムービーは、このようになる。
そこそこ動いて見えるが、ちょっと映画のようなカクカクとした動きになっているのが分かるだろうか?
(次ページへ続く)
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