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エンコードテクニック虎の巻第2回

重すぎるムービーをシェイプアップ【画質レベル編】

2008年05月29日 20時00分更新

文● 藤山 哲人

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 今回からいよいよエンコードの実践だ。
 友人からムービーファイルを借りたのはいいが、ハイビジョン録画されており、手持ちのショボいWindows XPマシンで再生すると、映像はカクカク、音声はどんどんズレてっちゃうなんて場面に遭遇したことはないだろうか?
 またハイビジョンじゃないが、30分の程度の長さなのに500MBも600MBもある巨大ファイルを渡され、再生してみると動きガクガク、音声トビトビなんて場合も。
 マニアたるもの極限を極めるたがるもの。おそらくそんなムービーは、Core2Duoプロセッサの再生が前提で極限まで高画質にエンコードしたものだ。だからWindows XPの発売当初に購入したノートPCじゃ、CPUのパワー不足でサッパリ再生できないムービーってのが出てきちゃう。
 今回はそんな激重ムービーをシェイプアップして、ショボいマシンでも滑らかに再生できるようにしてみよう。
 とはいえ、使うソフトとは全部タダ! フリーウェアのみでメタボリックムービーをシェイプ!アップ!
 と、その前にみなさんにお詫びをしなければならない!
 第1回目の記事に掲載したグワシであるが、指の折り方が間違っていた!

グワシ!
これが正しい“グワシ!”だ!(正しくできてないが……)

 確かにアレやったとき簡単だったもんな……。ということで、まことちゃんと皆様には、まずお詫びしたい! すまぬ!
 んじゃ実践編、行ってみよう!

まずはソフトウェアのダウンロードとインストール

 第1回で説明したとおり、コーデックは数知れずあるが、今回の実技は人気のDivXを使うことにしよう。さらにコーデックは、単体で実行することはできない。再生にはメディアプレイヤーが必要なように、エンコードにはビデオ編集ソフトが必要だ。そこで長年マニアに愛用されているAviUtl(エーブイアイ ユーティル)を使うことにしよう。
 なおAviUtlは、その名が示すとおり素の状態では、AVIファイルしか編集できない。しかしプラグインと呼ばれるソフトをインストールすると、MPEGもWMVもAviUtlで編集できるようになる。そこで、「DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl」なるものを入手しよう。コレさえあれば、メディアプレイヤーで再生できるムービーのほとんどがAviUtlで編集できるようになる。
 最後は音声コーデック。音質にも定評のあるLAME ACM(レイム エーシーエムが正しい呼び方だが、一般的にはラメと呼ばれる)コーデックを使う。LAMEは色々なバージョンがあるが、AviUtlのように外部からエンコードの操作ができるACMと呼ばれるものを入手すること。少し余談になるが、メディアプレイヤーはMP3を再生できるが、Windowsに標準装備されているMP3コーデックじゃなく、MP3デコーダ。つまり再生専用だ。一方LAME ACMもコーデックではなく、エンコーダ(圧縮専用)なのだ。
 それぞれのソフトの入手先とインストールどは、以下の通り。

・DivX

ダウンロード 「DivX公式Webページ」(米DivX社)
5月20日現在の最新バージョンは、6.8。
インストール 「無料ダウンロード」ボタンをクリックすると、表示されるダウンロード&インストール手順に従う。
プレイヤーなども含まれているが、不要であればコーデックのみをインストールすればいい。

・AviUtl

ダウンロード 「AviUtlのお部屋」(KENくん)
5月20日現在の最新バージョンは、0.99d。
インストール ダウンロードしたファイルを解凍するだけ。

 インストールはコレだけだが、この状態ではハイビジョンの映像をAviUtlに読み込ませることができない。次の手順で、ハイビジョンの読み込み設定を行おう。

1)AviUtlを起動しバージョンを確認
 この記事を読んではじめてAviUtlをダウンロードした読者は問題ないが、古いAviUtlを使っている場合ハイビジョン映像の読み込みができない。まずAviUtlのバージョンが、0.98以降かどうかを確認すること。

バージョンを表示 バージョン番号が0.98以降ならOK製品名2
「その他」メニューの「バージョン情報」を選ぶ。できれば最新の0.99dを使いたい

2)最大画面サイズを拡大してAviUtlを終了
 「ファイル」メニューの「環境設定」-「システムの設定」を選びダイアログボックスを表示。

最大画像サイズの変更
最大画像サイズを幅1980、高さ1080に変更

 最後に[OK]ボタンをクリックし、AviUtlを終了する。これで次回起動時から、ハイビジョン映像の読み込みが可能になる。

・DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl

ダウンロード 「AviUtl実験室」(ぽむ)
トップページにある「DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl」-「ds_input024.lzh」をクリックする。
5月20日現在の最新バージョンは、0.24。
インストール ダウンロードしたファイルを解凍し、ds_input.auiとds_input.iniをAviUtlのフォルダにコピーする。
Windows Vistaを利用している場合は、その後ds_input_vista.batをダブルクリックして実行。

・LAME ACM

ダウンロード 「RAREWARES」
左側のDownloadから「MP3」-「LAME DirectShow and ACM Codecs」をクリック。「LAME 3.97 Release ACM codec」にある「Download(186kB)」をクリック。
5月20日現在の最新バージョンは、3.97。3.98βもリリースされているが、こちらはテスト版。
インストール ダウンロードしたファイルを解凍し、LameACM.infを右クリック。表示されたメニューから「インストール」を選ぶ。

(次ページへ続く)

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