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迷惑メール対策ソフト

レビュー:パーソナルアンチスパム X5

2008年06月05日 18時00分更新

文● 月島ツカサ

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オプション項目で効果的なフィルタリング


 より正確なフィルタリング実現のためにカスタマイズをしよう。

 まず、「概要」タブのオプション設定で自分のメール環境に合わせてチェックを入れる。

カスタマイズ1

例えば日本語メールのみをやり取りする環境なら、「日本語エンコード以外のメッセージは迷惑メールと判断する」をオンにすれば、精度の高いフィルタリングが可能になる


 導入直後は特に判定を誤ったメールをメールソフト上で学習させなければならない。

カスタマイズ2

メールソフトに本ソフトのメニューと「Spam」フォルダーが追加される。メールを指定して「学習」を実行すると、迷惑メールは「Spam」フォルダーに、通常メールは受信フォルダーに移動する


事前にホワイト/ブラックリストのオプション設定で、自動的に差出人をリスト登録するようにしておくとそれ以降の手間が省ける。

カスタマイズ3

ブラックリストとホワイトリストは、実際にメールソフトから学習させる際に自動追加する設定にしておくといい。ホワイトリストはOS Xの「アドレスブック」とも連携する


 また、語彙フィルターのプリセットには日本語がないが、学習できるので次第に誤判定も減るだろう。

カスタマイズ4

スパム判定用の語彙リストは、あらかじめ統計データとしてセッティングされたものに加え、自分が受けたメールメッセージの内容によっても学習していく


 URLや添付ファイルに関してもプリセットされているものの、同様に自分に適した判定を行うよう学習や手動の追加が可能だ。


【Conclusion】
○  わかりやすいインターフェースで操作しやすい。自分の環境に合わせて、フィルターをカスタマイズできるチェック項目が用意されており便利。

×  検知されたマルウェアを隔離する機能が追加されたが、そのマルウェアに本当に悪意があるのかどうかをユーザーが判断できる仕組みがない。

(MacPeople 2008年7月号より転載)


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