まずは“見える化”、将来はグリーンマネーで地域通貨換金も
ところでこのサービス、導入する家庭にとってはどんないいことがあるのでしょうか。
「まずはCO2の排出量を客観的な数値によって“見える化”できることですね。これまで環境問題に興味があっても、自分が実際にどれぐらいの環境負荷を与えているかが分かりづらかった。また、“グリーンマネー”という具体的なインセンティブを与える仕組みも計画しています」(同社担当者)。
グリーンマネーとは、CO2排出量が、同社が設定する基準値を下回った際に付与されるポイント制度。点数に応じて、提携する金融機関の住宅ローンの金利が優遇されたり、地域通貨と換金できる仕組みを作るべく、現在、関係機関と協議しているのだそうです。
「ダイエットの基本は量ることから」といいますから、毎日ケータイでCO2排出量チェックできるようになれば、「パソコンつけっぱなしは止めよう」なんて気分になるかもしれませんね。もちろん、消費電力の削減は電気代削減に直結する話。この夏住宅の購入をお考えの方は、こんな“エコ”にも注目してみては。