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前回は図書館のシステム開発を想定したユースケース図を作成しました。今回は、このユースケース図の要求を具体的な文章で記述する「ユースケースシナリオ」を作成していきます。ユースケースシナリオで使う日本語がいい加減だと、クラスやメソッド(オブジェクト指向開発で用いる概念)の抽出を間違えてしまうことになりかねません。「正しい日本語」に注意し、ユースケースシナリオを作成していきましょう。
図書館システムの開発ケース
ユースケースシナリオは、1つのユースケースに1つ作成します。前回から例として取り上げている図書館システムの開発ケースは、ユースケースが「U01」~「U04」まであるので、4つのユースケースシナリオを作成する必要があります(図1)。
(次ページに続く)

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