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編集部ロードテスト desknet’s 5.0(グループウェア/ネオジャパン) 第3回

まだまだある便利な機能

2006年08月25日 00時00分更新

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ToDoを使って仕事を依頼

 グループウェアの代表的な機能である、ToDoの機能も活用している。この機能で便利なのは、自分以外の誰か、あるいはグループに対してもToDoを割り当てられること。誰かにちょっと仕事を頼みたいといったときに、メールや口頭ではなく相手のToDoリストに追加するわけだ。依頼する側には、緊急度や期限など、あらかじめ用意された項目に対して入力すればよいため手間が少ないというメリットがあり、それを受ける側もわざわざ自分でToDoを登録する必要がないという利点がある。

画面4●ToDoの登録画面

画面4●ToDoの登録画面。アラームを設定しておけば、気がついたら締め切りをすぎていたというミスもない(画像クリックで拡大)

 さらに依頼した作業が完了したかどうかもチェックできる。具体的には、ToDoを自分と相手の双方で登録しておく。これで相手が作業を完了すると、自分のToDo画面でそれが表示されるのだ。これなら、仕事を頼んでいたことをすっかり忘れて、その後どうなったのか確認していなかったというようなミスも防げる。グループウェアにとってToDoはあまりにも基本的な機能であるため、それほど注目されることはないが、複数の人間で共同して作業を行なうことが多い職場では、かなり便利に使えるのではないだろうか。

画面5●登録先の欄に注目してほしい

画面5●登録先の欄に注目してほしい。別のユーザーにToDoを割り当てると、ここでそのユーザーが作業を完了させたかどうかを確認できる(画像クリックで拡大)

 さて、3回に渡ってdesknet'sのさまざまな機能を紹介してきたが、いかがだっただろうか。ロードテストを開始した当初、どれだけグループウェアが編集部内で浸透するか不安があったが、実際にはその利便性が理解されて、予想以上に浸透した印象だ。

 ただ、使い続けていく中でHTMLベースのインターフェイスに使いづらさを感じることもあった。Webブラウザだけで簡単にアクセスできるのは、Web型グループウェアの大きなメリットであるが、操作性という面で考えると弱点にもなりうる。その意味でバージョン5.0から提供されるようになったAjaxインターフェイスへの期待は大きい。現状では、スケジュール管理とメール、アドレス帳しかAjaxでは利用できないが、すべての機能でAjaxインターフェイスが利用できるようになれば、さらに快適に利用できるようになるのは間違いない。このあたり、今後のバージョンアップに大いに期待したいところだ。

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