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新機能追加は?パフォーマンスはあがる?

SP3でWindows XPは何が変わる?

2008年07月11日 13時00分更新

文● 山本雅史

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バグ修正や新機能以外の機能追加

 XP SP3には、Windows Updateで提供されている修正以外の、いくつかの機能追加も入っている。これらはすでに、単体でも提供されている。代表的な機能は以下のとおり。

Wi-Fi Protected Access 2(WPA2)
無線LANのための新しい暗号化方式をサポートする。WPA2は暗号化方式にAESを採用。さらに、128~256bitの可変長鍵が使用できるようになった。これにより、セキュリティーの強固な無線LANアクセスを行なえる。
ピア名解決プロトコル(PNRP)2.1のサポート
Windowsクライアント同士でピアツーピアのネットワークを構築する「Windowsピアツーピア ネットワーク」で、クライアント同士の名前を解決するための仕組み(PNRP:Peer Name Resolution Protocol)をアップデート。

 これら機能はいずれも、すでにWindows Updateで提供されている。一般のユーザーにとっては、絶対に必要な新機能という訳でもない(そのほかの機能については以下のとおり)。

MMC(Microsoft Management Console) 3.0
OSの機能を管理するツールのアップデート
MSXML6
XMLパーサーのアップデート
Windows インストーラ 3.1 v2
インストーラのアップデート
バックグラウンド インテリジェント転送サービス(BITS)
System Center Configuration ManagerとWindows Live OneCareでデータ転送に使用する機能
Windows Server 2003とXP向けのIPsec Simple Policy Update
IPSecの機能を強化
デジタルID管理サービス(DIMS)
ドメインに参加しているユーザーが、アプリケーションやサービスの資格情報と秘密キーにアクセスできるようになる

 なおXP SP3には、「Internet Explorer 7」や「Windows Media Player 11」などのアプリケーションは含まれていない。これらのソフトはXP SP3とは別に、Windows Updateやダウンロードセンターから入手する必要がある。


XP SP3のパフォーマンスを検証!

 多くのXPユーザーにとって気にかかるのは、互換性はもちろんのこと、「XP SP3をインストールするとパフォーマンスがアップするのか?」という点だろう。

 今回は米Futuremark社のPC全体の性能を計るベンチマークソフト「PCMark05」を利用して、簡単なベンチマークを計測して、XP SP3前後でのパフォーマンスに差があるのかを検証してみた。用意したハードウェアは2世代ほど古いパソコンだが、筆者がテストマシンとして現役で使っているものだ。

  • CPU:Pentium Extreme Edition 840(3.20GHz)
  • マザーボード:Intel D955XBK
  • メモリー:DDR2-533 2GB
  • HDD:160GB(HSGT HDS722516VLSA80)
  • GPU:Radeon X700

 ベンチマークの詳細な結果は以下のとおりになった。まずはPCMark05の総合値と、選択テストでのCPUやHDDなどの総合値から。

PCMark05の総合値比較

グラフ1 PCMark05の総合値比較(長い方が高速)

 続いて、System Test Suiteの各項目を比較する(XP SP2の結果を1としたグラフ)。

System Test Suiteの各項目

グラフ2 PCMark05のSystem Test Suiteの各項目(長い方が高速)

 この結果を見ると、XP PS3をインストールしたからといって、パフォーマンスが明確にアップするわけではなさそうだ。トータルのスコアは約0.6%ほどの違いなので、ほとんど誤差と見ていいだろう。

 テスト期間の問題で、今回はPCMark05の標準的なベンチマークだけしか行なっていないため、「XP SP2とXP SP3ではパフォーマンスは変わらない」と断言するわけにはいかないが、劇的に変わるということもなさそうだ。

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