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「DesktopVPN」でデータセンターの仮想PCにアクセスできる

2008年04月14日 12時05分更新

文● 桑本美鈴

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日本SGIは、同社のリモートアクセスサービス「DesktopVPN」が、日本インターネットアクセスの仮想PCソリューション「L-PC」の接続システムとして採用されたと発表した。

 「DesktopVPN」は、日本SGIがSaaSモデルで提供しているリモートアクセスサービス。ソフトイーサが開発したリモートアクセスソフト「PacketiX Desktop VPN」をベースに、2007年10月から商用サービスを開始。2008年1月には法人向けサービスを発表しており、今回の発表はその最初の採用事例となる。

 「L-PC」は、データセンターに設置されているサーバ内に複数ユーザーの仮想PC環境を構築し、ネットワークを通じて利用できるようにするサービス。データセンター内のサーバにデータを保管することで、情報漏えいや紛失を防ぐことが可能という。L-PCとDesktopVPNを組み合わせることにより、インターネット回線を経由して、いつでも、どこからでもL-PCを利用できるようになる。

 L-PCを提供する日本インターネットアクセスはDesktopVPNの採用理由として、導入や設定の容易さ、パフォーマンス、暗号化通信による安全性、手ごろな料金体系――などを挙げている。

 日本SGIでは今後、SaaS事業者やサービスプロバイダ、ホスティングサービス事業者、SI事業者を中心にパートナー企業との提携を強化し、ユーザーのニーズに応えたサービスの向上に努めるとしている。

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