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人の顔を綺麗に撮れるビデオカメラ

顔認識搭載のハイビジョンハンディカム HDR-SR12

2008年03月25日 16時00分更新

文● 伊藤裕也

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ビデオ撮影を気軽に楽しめるビデオカメラ


 動画撮影時間のカタログスペックは、付属のNP-FH60使用時で約90分。実際の使用状態を意識しつつ、公園内を散策しながら撮影したところ、2月初旬の寒さが厳しい日中という条件でも、約70分動作した。一般的な環境での使用なら少なくとも1時間程度は使用できると考えていいだろう。

本体をハンディカムステーションに装着した状態

パソコンとの接続には、映像/音声出力端子やUSB端子を備える付属品「ハンディカムステーション」が便利

装着状態の右側面

本体をハンディカムステーションに装着した状態の右側面。ステーション側には電源コネクターをはじめ、映像/音声出力端子、USB端子が並ぶ

 撮影した動画はHDR-SR12搭載のAV出力やHDMI出力からテレビに出力できるほか、USB 2.0接続でパソコンへのデジタルコピーも可能だ。コピーは簡単な操作で行なえる。撮影動画・静止画の管理や編集、さらにDVDメディアにH.264のハイビジョン映像を記録する「AVCHDディスク」の作成などは、付属ソフト「Picture Motion Browser」などで可能となっている。

ハンディカムユーティリティ

付属ソフトウェア「ハンディカムユーティリティ」。HDR-SR12に記録した映像を、簡単な操作でパソコンにコピーするツール

Picture Motion Browser

映像や画像を管理するソフト「Picture Motion Browser」。時系列/フォルダ単位でデータを管理するタイプのソフトで、タグの追加などにも対応している

 HDR-SR12の実売価格は、直販サイト「Sony Style」で16万8000円。家電量販店でも16万円前後となっている。ホームユーザーをターゲットとするビデオカメラの価格が10万円前後に集中していることを考えると、実売で15万円オーバーは高価だ。しかしながら、1920×1080サポートに顔認識対応、1000万画素の静止画撮影機能の搭載、加えて大容量HDDの搭載による長時間記録対応など、さまざまなユーザーニーズに対応できる守備範囲が大変広いカメラとなっている。

 「ビデオでなにを撮影するのか?」といえば、多くの場合はやはり人だ。HDR-SR12は人の撮影に最も適したビデオカメラであることは間違いない。イベントや旅の記録はもちろん、普段の町の様子を撮影したり、家族やペットの何気ない仕草を残したりと、「ビデオ撮影を気軽に楽しみたい」と考える人には、ぜひともお勧めしたい製品である。

HDR-SR12の主なスペック
製品名 HDR-SR12
撮像素子 1/3.13インチ クリアビッドCMOSセンサー
有効画素数 動画約381万画素(16:9時)、静止画約508万画素(4:3時)
レンズ 動画撮影時:光学12倍ズーム、f=4.9~58.8mm(35mmフィルムカメラ換算時:40~480mm)、F1.8~3.1
記録フォーマット 動画:H.264/MPEG-4 AVC、MPEG-2
静止画:JPEG
HDD容量 120GB
動画記録時間(HDD) FH:約14時間など
液晶ディスプレー 3.2インチワイド、約92万1000画素
記録メディア 内蔵HDD、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ
インターフェース USB 2.0、HDMI出力、A/Vリモート端子(ビデオ出力/音声出力/D3・D1出力/リモート、S映像出力は別売り)、マイク入力、ヘッドホン出力
連続撮影時間 約1時間25分(付属バッテリー、液晶モニター使用時)
本体サイズ 幅83×奥行き138×高さ76mm
重さ 約650g(付属バッテリー使用時撮影時重量)

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