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パン業界を揺るがすか!?

トースターに秘められた驚きの戦略も明らかに! サンヨーの家電体感会に行ってみた

2008年03月13日 18時04分更新

文● 編集部 橋本 優

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 三洋電機(株)は13日、この春に発売された家電新製品の体感会を同社東京本社で開催した。製品の数こそ少なかったが、目からウロコ的なモノがいくつかあった。その模様をお伝えする。

パン業界激震!? のオーブントースター


「SK-WF10」

「SK-WF10」


 2月1日に発売された「SK-WF10」は、内蔵のファンにより空気を循環させることで、八方からまんべんなく熱を加えることができるオーブントースターだ。従来のオーブントースターは上と下のヒーターでパンを熱するだけなので、上または下だけが焦げたりするが、新製品では熱をトースター内に循環させるので、部分的な加熱を避けられる。


「SK-WF10」の中。中央部のファンで吸気して、左右の排気口から風を送る

「SK-WF10」の中。中央部のファンで吸気して、左右の排気口から風を送る


 それだけだと、「ふーん」で終わりそうだが、そこにはパン業界を揺るがしかねない驚くべき戦略が隠されていた。

 最近では「焼きたてパン」を販売するスーパーなども増えてきているが、実は焼く直前のパン生地(発酵まで行なったものもある)を冷凍して業者向けに販売する市場が存在する。店舗などはこの冷凍生地を購入して焼くことで、焼きたてパンとして販売する訳だ。

 そして最近では、業者向けに販売していた冷凍パン生地をインターネットで一般消費者向けに販売する会社も登場している。敷島製パン(株)(Pasco)の冷凍パン生地ブランド「ジャポルトプレジール」(http://www.japporte-plaisir.com/)がその一例だ。


下が冷凍パン生地で、それを「SK-WF10」で焼いたのが上のパン。試食したが、周囲がサクサクしていてとてもおいしかった

下が冷凍パン生地で、それを「SK-WF10」で焼いたのが上のパン。試食したが、周囲がサクサクしていてとてもおいしかった


 このトースターは、冷凍パン生地を焼くことを見越して投入されており、解凍したパン生地をトースターに入れるだけで発酵と加熱を行なってくれる。つまりご家庭で焼きたてパンを手軽に作れる、ということだ。

 パン業界に構造改革を迫りそうな新製品だが、課題もある。まず、パン生地の解凍機能までは備わっていないので、自然解凍になる。凍った生地の状態から解凍、発酵、加熱といった工程をこなすと約2時間かかり、思いついてすぐには食べられない。また、普通のトースターの相場が5000円前後なのに対し、この新製品は1万円ほどする。価格はやや高めだ。

 ちなみに、編集部でこのトースターの話をしたところ「おっ! いいですね。買っちゃおうかな」という人が1名いた。ホームベーカリー(自動パン焼き機)を持っているユーザーには、かなり魅力的な製品なのではないだろうか。

T字のように使える電動シェーバー


「SV-GS1」

「SV-GS1」


 電動シェーバー「SV-GS1」(実売は1万円ほど)は、T字型のカミソリのような握り方で使うことができる画期的な製品だ。その切れ味もすばらしい。実は、筆者は会場に入る30分ほど前にT字カミソリで鬚を剃っていたが、それでもSV-GS1を顎に当てるとジャリジャリという快音が響き、一瞬取材を忘れて髭剃りに没頭してしまった。

 ちなみに、筆者がいつも愛用しているT字カミソリは、どういうわけか電源ボタンがついており、ボタンを押すとカミソリがブルブル振動して鬚を剃る時にランダムな動きになる、という高機能モデルだ。

 とはいえ、今のところ電動シェーバーを使う気はないが、どうしても使わなければならなくなったら「SV-GS1」しか選択肢はないだろう。

 

自宅で楽にウォーキングできる機械


「ホームリフレッシュマシン HRM-DS1」

「ホームリフレッシュマシン HRM-DS1」


 「ホームリフレッシュマシン HRM-DS1」(今月1日発売、小売価格22万5750円)は、自宅でウォーキングの動き(有酸素運動)が行なえる機械。足もとのペダルが勝手に動くので、上に乗っていれば自然にウォーキングしている動きになる。つまり自分で動かなくていいのだ。脈拍センサーにより、使用者の血圧を測りながら最適なスピードで動くので、極端に疲れることがないのも魅力的だ。

 本体はかなり大きく(幅580×奥行き800×高さ1400mm)、自宅に置けるか不安になるが、ハンドル部は折りたたみが可能なほか、底面にはローラーがついており、移動もらくらくとのことだ。

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