上級者にはうれしいマニュアル系機能の充実
マニュアルフォーカス時にうれしいのは、ピントのズレを表示するファインダーの「フォーカスエイドインジケーター」。ピントの前後ズレ(大小)と合焦を瞬時に判断できる。ただし、同機能を使用中には露出計を表示できない。
ISO感度は100〜3200まで増感可能。ISO800まではノイズもさほど気にならず、実用十分のレベルだ。上位機種に採用されるデジタル画像処理コンセプト「EXPEED」を採用し、画質はハイエンド機並みの仕上がりを実現。オートフォーカス(AF)の測距点が横一列に3点のみと少なめだが、シャッターボタンを半押して調整すれば、ピンボケの心配はない。
縦/横位置を検知して表示を切り替え、カメラの水平状態をメーターで表す。また、フォーカス設定がマニュアルやスナップなどの場合には、フォーカスインジケーターに被写界深度を表示する機能も追加された。
【Conclusion】
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2種類の「ダストリダクションシステム」を搭載しており、ゴミやホコリの写り込みとは無縁。カメラ内部でのRAW現像も魅力だ。
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基本スペックが「D40x」と同じなので、ターゲット層があいまい。最近のデジタル一眼で主流の「ライブビュー」機能を搭載してほしかった。
(MacPeople 2008年4月号より転載)