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ニコン、デジタル一眼レフカメラ「D700」を発表

35mmフィルムサイズのCMOSで高画質を実現

2008年07月01日 21時35分更新

文● MacPeople編集部

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(株)ニコンイメージングジャパンは1日、ニコン FXフォーマットの大型CMOSを採用したデジタル一眼レフカメラ「ニコンD700」を、7月25日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、実売価格は33万円前後。併せて「AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)」をセットにした「D700 レンズキット」も発売される。こちらも価格はオープンプライスで、実売価格は40万円前後。

ニコンD700」が内蔵するCMOSは、同社のフラグシップ機「ニコンD3」(以下、D3)と同じ自社開発の撮像素子。撮像サイズは35mmフィルムの画面サイズとほぼ同じ36.0×23.9mm有効画素数は12.1Mピクセルだ。常用撮像感度はISO 200〜6400相当、さらにISO 25600相当までの増感ISO 100相当までの減感が可能だ。

D700_1

ニコン独自のデジタル画像処理コンセプト「EXPEED」に基づくテクノロジーを応用・最適化した画像処理システムを搭載。大型撮像素子との組み合わせにより低感度から超高感度まで、ノイズの少ない優れた画質を実現する。本体サイズは 幅約147×奥行き77×高さ123mm、重さは約995g

また「D3」や「ニコンD300」(以下、D300)と同じオートフォーカスセンサーモジュール「マルチCAM3500FX」を搭載し、51点のAFポイントを活用した多彩なフォーカスエリアモードを用意する。さらには、明るさや被写体の色を認識する1005分割RGBセンサーにより、AE/AWB/AFを高い精度で制御。画作りのプリセット選択や各種調整が簡単に行える「ピクチャーコントロールシステム」や、マルチパターン測光との組み合わせで白とびや黒つぶれを抑える「アクティブD-ライティング」などにより、誰でも思い通りの画作りができる。

D700_2

本体のみで最速約5コマ/秒の連続撮影、別売のマルチパワーバッテリーパック「MB-D10」(価格は4万2000円)の装着により、最速約8コマ/秒の高速連続撮影が可能

もちろん、液晶モニターで被写体を確認しながら撮影できるライブビュー機能も備えている。「手持ち撮影モード」と「三脚撮影モード」の2種類を搭載している点は「D3」や「D300」と同様だが、「ニコンD700」ではライブビューの画面とデジタル水準器を重ねて表示することが可能になった。


そのほかの特徴として、

・視野率約95%、倍率約0.72倍の見やすい光学ファインダー

・マグネシウム合金採用による優れた耐久性、小型・軽量ボディー

・直感的に操作できる洗練のエルゴノミックデザイン

・拡張されたファンクションボタン機能

・さらに使いやすくなった情報表示

・ニコンクリエイティブライティングシステム(CLS)にフル対応

HDMI(デジタルハイビジョン)出力対応

・付属のSoftware Suite CD-ROMに画像管理ソフトウェア(ViewNX / Nikon Transfer)を収録

──なども挙げられる。


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