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オリンパス、コンパクトカメラなど5機種を発売

2008年01月22日 15時10分更新

文● 桑本美鈴

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 オリンパスイメージング(株)は22日、光学7倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー) 1020」や、耐衝撃や防水/防塵を追求したデジタルカメラ「μ 850SW」、初心者向けコンパクトデジタルカメラ「FE」(フレンドリー&イージー)シリーズなどの新製品5機種を発表した。価格は全機種オープンプライス。


μ 1020

μ 1020

5色のカラーバリエーションを揃えたコンパクトデジカメ「μ 1020」

 「μ 1020」は、同社のコンパクトデジタルカメラ「μシリーズ」の最上位モデルに当たる。独自の小型かつ高性能のレンズユニットを開発したことで、コンパクトながら35mmフィルム換算で焦点距離37~260mm相当(f=6.6~46.2mm、F値3.5~5.3)の、光学7倍ズームレンズを搭載しているのが特徴。

 撮影素子は1/2.33インチ・有効1010万画素CCDで、感度はISO 80からISO 1600相当。画像処理エンジン「TruPic III」(トゥルーピックスリー)や、CCDシフト式手ぶれ補正機能を備えている。また、被写体の顔にピントを合わせながら顔と背景それぞれに対して明るさの調整を行なうことで、被写体と背景の双方をきれいに写す顔検出機能フェイス&バックコントロール」を搭載する。

 液晶ディスプレーは、視野角が上下左右176度の2.7インチTFTカラー液晶パネル「ハイパークリスタル II液晶」(約23万画素)を採用。視野角と色再現性の向上により、従来に比べ明るい場所での視認性が高まったという。また、コントラストを高めることで、特に黒の色の再現が向上し、夜景などの暗い色が含まれる写真に有効だという。

 記録メディアは14.7MBの内蔵メモリーxDピクチャーカード、またはMicro SDカード(カードはいずれも別売、以下同)。本体サイズは幅99×奥行き25.2×高さ56.3mmで、重量は135g(本体のみ)。バッテリーは専用リチウムイオン充電池(LI-50B)で、約260枚の撮影が可能(CIPA測定基準)。本体カラーバリエーションは5色で、「エレガントシルバー」「エナメルブラック」「ロイヤルブルー」「ローズピンク」「リリーホワイト」が用意されている。

 予想実売価格は4万円台前半。発売日は2月15日。


μ 850SW

μ 850SW

スポーティーなデザインのコンパクト防水デジカメ「μ 850SW」

 「μ 850SW」は、耐衝撃機能や防水/防塵機能を特徴とした「μ・SW」(ショック&ウォータープルーフ)シリーズの中でも、“カジュアルなシーンにもマッチする”ことをコンセプトとしたシリーズの第2弾となるコンパクトデジタルカメラ。

 同社試験条件での1.5mからの落下テストをクリア。水深3mまでの防水と防塵機能(それぞれJIS/IEC保護等級8および6相当)、-10℃までの耐温度性能を備えながら、小型でスタイリッシュなデザインを採用している。本体カラーバリエーションとして、春や夏の季節をイメージした「プレミアムシルバー」「ピアノブラック」「カシスピンク」「ミントブルー」「レモンイエロー」の5色が用意されている。

 撮像素子は1/2.35インチ有効800万画素のCCDで、感度はISO 64からISO 1600相当。レンズは光学3倍ズームで、焦点距離は35mmフィルム換算で38~114mm相当(f=6.7~20.1mm/F値3.5~5.0)。液晶ディスプレーは2.5インチTFTカラー液晶パネル(約23万画素)を採用している。またμ 1020と同様に、TruPic IIIやフェイス&バックコントロール機能を搭載する。

 記録メディアは14.7MBの内蔵メモリーとxDピクチャーカードに対応。本体サイズは幅93.6×奥行き21.3×高さ60.9mm、重量は136g(本体のみ)。バッテリーは専用リチウムイオン充電池(LI-42B)で、約190枚の撮影が可能(CIPA測定基準)。

 予想実売価格は4万円前後で、発売日は2月7日。


FE-320、FE-330、FE-350 Wide


 FEシリーズは、撮る/見る/消すなどの基本操作を1ボタン1機能に設定した、簡単操作のデジタルカメラシリーズ。今回発表されたのは「CAMEDIA FE-320」「同FE-330」「同FE-350 Wide」の3機種。3機種とも手ぶれ補正機能は持たないが、ISO感度を最大1600まで上げて手ぶれを軽減する「手ぶれ軽減モード」を備える。

FE-320

本体重量100gを切る軽量モデル「FE-320」。本体カラーはシルバーのみ

 FE-320は、撮像素子に1/2.35インチ有効800万画素のCCDを搭載しながら、重さが96g(本体のみ)、奥行き約19mmの軽量・コンパクトなボディーを備える点を特徴とするコンパクトカメラ。

 レンズは光学3倍ズームで、焦点距離は36~108mm相当(35mmフィルム換算、f=6.3~18.9mm/F値3.1~5.9)。2.7インチTFTカラー液晶ディスプレーを備えており、記録メディアは14.7MBの内蔵メモリーとxDピクチャーカード。本体サイズは幅91.3×奥行き19.1×高さ56.8mm。

 予想実売価格は2万円台前半。発売日は2月7日。


FE-330

「FE-330」。写真のモデルのカラーは「スカイブルー」

 FE-330は、有効800万画素CCDと光学5倍ズームレンズを備えたモデル。CCDや液晶ディスプレーはFE-320と同等。記録メディアは20.5MBの内蔵メモリーとxDピクチャーカード。本体サイズは幅97.7×奥行き23.3×高さ57.7mm、重量は123g。本体カラーは3色で、「プレシャスシルバー」「スカイブルー」「ダイヤモンドピンク」が用意されている。

 予想実売価格は2万円台後半。発売日は2月15日。

FE-350 Wide

「FE-350 Wide」。広角撮影を得意とする製品

 FE-350 Wideは、2007年8月発売のデジタルカメラ「FE-290」(関連記事)の後継機種で、広角撮影機能を強化しているモデル。広角28mmからの光学4倍ズームを搭載しており、焦点距離はワイド端4.55~テレ端18.2mm(35mmフィルム換算で28~112mm相当、F値は2.7~5.4)。撮像素子は1/2.5インチ 有効800万画素のCCD。

 3.0インチTFTカラー液晶ディスプレーを備えており、記録メディアは20.5MBの内蔵メモリーとxDピクチャーカード。本体サイズは幅97.7×奥行き26.5×高さ55.7mm、重量は138g。本体カラーはシルバーのみ。価格はオープンプライス、予想実売価格は3万円前後。発売日は2月7日。

 そのほかにも、デジタルカメラ記録用xDピクチャーカードとして、「Type M」シリーズの高速タイプとなる「Type M+」シリーズを今春に発売する。従来比で約1.5倍の書き込みスピードを実現したという。記録容量が2GBの「M-XD2GMP」と、1GBの「M-XD1GMP」が用意されており、価格はいずれもオープンプライス。

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