オリンパスイメージング(株)は7日、有効画素数1200万画素のCCDを搭載したコンパクト機『μ 1200』を発表した。価格はオープンプライスで、10月5日に発売する。予想実売価格は5万円前後。
強化された顔認識機能を搭載
μ 1200は円弧(Arc)とくさび(Wedge)を組み合わせた“Arc & Wedge”のコンセプトでデザインされたμシリーズの最上位機種。厚さ23mm、重量125gの本体は、1200万画素機としては薄型軽量だ。
画像処理エンジンに“TruPicIII”を搭載する点や、逆光のシチュエーションなどで、被写体の顔と明るい背景の両方が黒ツブレ/白トビしない露出を決定する“フェイス&バックコントロール”アルゴリズム、笑顔を認識して自動的にシャッターを切る“スマイルショット”など、強化された顔認識機能に対応している。
また、カメラ本体での赤目補正や、顔の部分に簡易的なフィルター処理(顔の部分を歪ませるなど)が加えられる機能も搭載している。
ハイパークリスタル液晶やISO 6400の高感度撮影にも対応
撮像素子は1/1.72インチ有効画素数1200万画素のCCDで、レンズは光学3倍ズーム。焦点距離は7.4~22.2mm(35mmフィルム換算で35~105mm相当)、開放F値は2.8~4.7。記録媒体は、47MBの内蔵メモリーと別売のxD-ピクチャーカードを使用できる。
液晶ディスプレーのサイズは2.7インチ(約23万画素)で、TFT方式を採用。視野角が広く(上下左右176度)、輝度も高い“ハイパークリスタル”タイプのため、ハイアングル、ローアングルの撮影もしやすいとしている。
ISO感度は、オート設定時は64~800相当。ユーザー設定でISO 6400相当まで対応する。ただし、ISO 3200以上の感度は画素混合によって実現されるため出力時の画素数が2048×1536ドット以下に制限される。また、電子式手ぶれ補正機能も搭載する。
電源はリチウムイオン充電池『LI-42B』で、撮影可能枚数は約150枚(CIPA測定基準)。本体サイズは幅98.1×奥行き23×高さ56.2mmで、重量は125g(本体のみ)。生活防水に対応する。本体カラーはプレミアムシルバーのみ。