減少する自作パソコンユーザー
DVD±Rは未だ半分のパソコンに未搭載
自作デスクトップパソコンを「所持している」および「購入したい」という回答は毎年の調査で年々減ってきており、自作パソコンユーザーは今回調査した比較的に豊かな地域において少なくなっていることが伺える。
所持する自作パソコンに採用したパーツについて、CPUではインテル(72.21%)がAMD(26.99%)を凌駕。ちなみに中国台湾のVIAは0.8%。チップセットではインテル(64.52%)が人気で、以下AMD(17.51%)、NVIDIA(12.09%)、VIA(4.41%)、SiS(1.47%)となった。安いのが売りの互換チップセットだが、所得の低い中国において互換チップセットがシェアをとっているわけではないようだ。
光学ドライブはDVD±Rドライブが40.36%となった一方、DVD-ROMドライブが22.89%、CD-ROMドライブ(19.76%)と、リードオンリーのドライブを採用した自作パソコンを利用する人も依然として多かった。
メモリーはKingston、HDDではシーゲート、HDDの容量では160GB、モニターはサムスンとフィリップスが人気となった。
メーカーパソコン、自作パソコン問わず、現在メインで使用しているOSでは、ほとんどの回答者が「Windows XP(86.57%)」と回答。「Windows Vista(6.20%)」のヘビーユーザへの浸透はこれからの様子。Linuxと回答したのはわずか0.19%。ただし42.25%が今年中にWindows VistaにメインのOSを乗り換えたいとしている。
普段利用しているソフトウェアは「セキュリティーソフト(98.29%)」が最も多く「メディアプレーヤー(87.08%)」「オフィスソフト(83.94%)」「チャットソフト(83.70%)」「ダウンローダー(78.38%)」「画像処理ソフト(69.93%)」などが続いた。
利用しているオフィスソフトでは「マイクロソフト オフィス(86.08%)」が突出して高く、2位の「キングソフト WPS Office(6.83%)」、3位の「OpenOffice.org(3.9%)」を大幅に上回る結果に。所持する画像ソフトのメーカーはアドビが60%を得る結果となった。察しのいい読者はもう理解しているだろうが、中国人はフリーウェアや低価格ソフトよりも高価格で有名なソフトを、おそらく大半は海賊版で利用しているのだろう。