画質・操作性が大進化した高級デジカメのロングセラー
【SPEC】 開発・販売元●(株)リコー 価格●オープンプライス(実売8万円前後) http://www.ricoh.co.jp/ CCD●1.75分の1インチ/有効画素1001万画素 レンズ●単焦点レンズ(焦点距離28mm/F2.4〜11) 記録メディア●内蔵(約54 MB)、SDメモリーカード、マルチメディアカード サイズ●幅107×奥行き25×高さ58mm 重さ●約168g |
【COMMENT】
高級感ある見た目はほぼ変わらず、性能が大きく向上。操作面やAFの応答速度はまったくの別物といっていいほど速く、ストレスを感じさせない。
高級コンパクトデジカメ「GR DIGITAL」がモデルチェンジし、「GR DIGITAL Ⅱ」として2年ぶりに発売された。
見た目の変化は少なく、パッシブセンサーのなくなった正面上部と、マニュアルでのポップアップ方式に替わったストロボ、2・5型から2・7型へと大きくなった背面モニターなど、新旧見較べて違いがわかる程度だ。
仕様面の主な変更点は、有効画素数が813万画素から1001万画素へとアップしたこと。また、レンズは従来機と同じ28mm相当の単焦点レンズだが、CCDサイズが1.8分の1型から1.75分の1型へと大型化している。実写して比較したが、画角の差はなく影響は見られなかった。
画質面においては高感度時の画質向上が目立ち、ISO400での撮影も十分実用レベルだ。
もちろん、従来通りの質の高い仕上がりは変わらない。
ただし、改善は見られるもののISO800ではノイズが発生しており、ISO1600では旧機種とほとんど差がなかった。
基本機能をほとんど変えず性能の底上げをすることで、使い勝手が大きく向上している。スナップ用途がメインでズームなしでも問題ないなら、最高クラスのカメラだ。
掲載当初、CCDサイズに関する記述に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
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