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ソニー、軽量化されたリニアPCMレコーダー「PCM-D50」を発売

2007年11月07日 21時14分更新

文● 編集部 若林健太

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 ソニー(株)は7日、96kHz、24bitのリニアPCMで録音可能なICレコーダー「PCM-D50」を今月21日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は6万円前後。

PCM-D50

PCM-D50

 PCM-D50は、DAT(48kHz、16bit)や音楽CD(44.1kHz、16bit)を超える高音質で録音可能なICレコーダー。2005年に発売されたリニアPCM方式のICレコーダー「PCM-D1」の後継機に相当する。音源からの距離や録音する内容に合わせて集音範囲を変えられる可動式の高感度エレクトレットコンデンサーマイクロホンを搭載する。また、回路基板を入力用/出力用/記録用/電源の4種類で構成し、それぞれの回路に独立した電源を配置することで、電流の干渉を防いでノイズの発生を抑えている。

 内蔵フラッシュメモリーの容量は4GBで、96kHz、24bitのリニアPCMで約1時間55分の録音ができる。また、メモリースティック PRO-HG デュオ(関連記事)を装着して直接録音することも可能だ。

 そのほかの機能として、録音開始前5秒前の音を常にメモリーに保存する「プリレコーディング機能」、大音量による音のひずみを抑える「デジタルリミッター」、16bit録音時に20bit相当の音質で録音できるという「Super Bit Mapping」技術を搭載する。

 録音形式はリニアPCMのみ。再生はリニアPCMとMP3に対応する。入出力端子は、ライン入出力と光デジタルオーディオ入出力、マイク入力、ヘッドホン出力を備える。本体サイズは幅72.0×奥行き32.7×高さ154.5mm、重量は約365g。電源は単3形乾電池または付属ACアダプターを使用し、電池持続時間は96kHz、24bit録音時、ディスプレーオフ時で約20時間、ディスプレーオン時で約12時間。

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