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世界2000万部・ダンジョンズ&ドラゴンズ小説シリーズ最新作!!

【お知らせ】『〈忘れられた領域〉クレリック・サーガ』第二弾、「森を覆う影」がついに発売!!

2007年09月29日 00時00分更新

文● 第五書籍編集部 クドー

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 世界2000万部の大ヒット・ファンタジー小説シリーズにして、あの「ダークエルフ物語」姉妹作でもあるダンジョンズ&ドラゴンズ小説「〈忘れられた領域〉クレリック・サーガ」の第二弾が、2007年9月28日(金)、全国書店やネット書店にて発売されました。

 本作では、冒頭から、〈フォーゴトン・レルム※1の歴史ある美しきエルフの古き森シルミスタを舞台に、大戦争が勃発します。

 ゴブリン、オーク、オーガ、ジャイアントらの邪悪なモンスター軍数千に包囲された、エルフ王国わずか150名の運命は? 若き天才僧侶カダリー、その恋人の美少女格闘家ダニカ、誇り高きエルフたちの絶望的な戦いの行方を描く500ページ超の大作ファンタジー小説です。

※1〈フォーゴトン・レルム〉 世界最大規模のRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界設定の中でもっとも人気のある、「指輪物語」を彷彿とさせる世界で、別名「忘れられた領域」と言います。

〈忘れられた領域〉 クレリック・サーガ 森を覆う影

「〈忘れられた領域〉 クレリック・サーガ 森を覆う影」  R.A.サルバトーレ 著、安田均 監訳、笠井道子 訳 定価:本体2520円+税 発売日:2007/09/28 形態:A5(504ページ) ISBN:978-4-7561-5010-3

 世界最大規模のRPGであるダンジョンズ&ドラゴンズファンはもとより、「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」や「エラゴン」「ゲド戦記」などの一般のファンタジー小説ファンにもおすすめできる、誰もが楽しめる作品です。巻末には、書評家・石堂 藍(いしどう・らん)先生執筆の解説「成長物語としてのファンタジー」も掲載していますので、読後も、「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」と対比しながら、作品をより深く味わえる仕掛けとなっています。

〈ストーリー〉

 悪夢のような〈叡智(えいち)の図書館〉襲撃事件から数週間後――邪悪な〈毒の女神タロウナ〉教団は、次なる魔の手を西のエルフの森シルミスタへと伸ばしていた。

 危機を察知した、シルミスタの誇り高きエルフ王子エルベレスは〈叡智の図書館〉を訪れ、若き天才僧侶(クレリック)カダリーや、その恋人である美しき修験僧(モンク)ダニカらを連れてエルフの森へと舞い戻るが、その先で彼らを待ち受けていたのは、わずか150兵のエルフ群が数千匹のモンスター群に包囲された、絶望的な戦いであった……。

 〈叡智の図書館〉襲撃事件で人を殺めてしまったことに苦悩するカダリー。カダリーに対して高圧的に振る舞うエルフ王子エルベレスはダニカに惹かれ、二人は次第に親密になってゆく。そして、あまりに凶暴なオグリロン率いる大軍勢の圧倒的暴力と、そこに加勢する強大な女魔術師ドリゲンと小鬼ドルージルの陰謀――。

 全編にわたって戦争の勇壮さと悲惨さ、人々の弱さと強さ、疑念と信念とが描かれる大作ロマン。最初から最後まで息つく暇もない壮大なるファンタジー小説の登場である。



〈担当編集者より〉


 2007年3月に発売され大きな反響とご支持をいただいた、“ロールプレイングゲームより興奮できる”傑作ファンタジー小説「〈忘れられた領域〉クレリック・サーガ」第一弾「秘密の地下墓地」に続く、第二弾です。

 第一弾は、死霊使いの操るアンデッド軍団(スケルトン、グールなどの群れ)と闘い、知略を尽くしながら、迷宮化した不気味な地下墓地(ダンジョン)を探索し、〈毒の女神タロウナ〉の呪いを打ち破ろうとする、パーティー制ロールプレイングゲームの王道を行くような展開でした。その呪いのダークな描写、スリルあふれるダンジョン探索と謎解き、そして若き天才僧侶(クレリック)+元歴戦の戦士で今はコックをしている頼れるドワーフ兄弟+自然の力を自在に操るドルイド僧+幼いときに両親を殺された求道者的な美少女モンクなどの魅力あふれるキャラクターたちの織りなす人間模様と葛藤が、なんとも言えない愛すべき魅力を発していました。

 これに対し、第二弾は、圧倒的な数(数千!)の邪悪なモンスター軍に襲われる、わずか150名が守るエルフの古き森を舞台とした、より壮大なスケールの大戦争絵巻となっています。その勇壮さと緊張感、絶望の中に見えるかすかな希望の光――それらが醸し出す重苦しくもドキドキする雰囲気は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の第二部を彷彿とさせます(あくまでも個人的感覚ですが。筋も展開もまったく異なりますので)。500ページを超える大長編ですが、多くの読者の方が、のっけから大戦争のさなかに引っ張り込まれ、いてもたってもいられない感じでハラハラしながらどんどんとページをめくっていくことになるでしょう……読後は、長編映画を3本は見たような満足感と手応えがあります。

 本作では、戦争の悲惨さ、酷薄さが描かれるいっぽうで、その中で葛藤しながらも、なんとか活路を見出そうと協力し合うエルフと人間たちの内面が丁寧に繊細に描かれます――舞台となる美しく歴史のあるシルミスタの古き森の自然の美しさと、そうした人々の生き様の力強さがあいまって、なんとも忘れがたい異世界体験を読み手に与えてくれるのです。それは本当に、もうひとつの世界が実在するかのような体験です。

 モンスターの描写、魔法の描写、そして壮大な大自然の描写など、すべてが緻密にしてリアルです。また、小学校4年生以上で習う漢字にはすべてルビがふられていますので、お子様から大人の方まで、しばし現実世界を忘れ、異世界ファンタジー体験を味わいたいすべての方に自信をもっておすすめできる作品となっています。

 第一弾に引き続き、今回も、カバー画は、池田宗隆先生に熱筆していただいています。カバーの大きなサイズの画像を、「アスキー ダンジョンズ&ドラゴンズ小説サイト」(http://www.asciibook.com/dd/)にてぜひご覧ください。同サイトでは、人気キャラクターランキングなどの投票も募っています。読者交流掲示板なども用意しています。ぜひ本作を読まれた方も、これからの方も、一度訪問してみてください。


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