初代ドラゴンランスのシナリオに存在しながらも、今まで語られずにきたエピソードを描く「ドラゴンランス秘史」第2弾、「青きドラゴン女卿の竜」が2009年10月30日にアスキー・メディアワークスより刊行されました。
キティアラ×ローラナ×ソス卿×ダークエルフのドラゴン卿! 初代ドラゴンランスの舞台裏の初邦訳作品です。――時は竜槍戦争さ中。〈暗黒の女王〉軍皇帝はドラゴン・オーブ発見の報を受け、ドラゴン女卿キティアラを〈氷壁〉に派遣するが……。シナリオに存在しながら語られずにいた、単行本版「ドラゴンランス」3巻の舞台裏と氷壁戦が描かれます。
ストーリー
竜槍戦争さ中のクリン。悪のドラゴン女卿キティアラは、かつての恋人タニスら一行がドラゴン卿ヴェルミナァルドを暗殺したと知る。ソラムニア騎士をそそのかして秘宝ドラゴン・オーブを盗ませる奸計のかたわら、嫉妬にかられたキティアラはタニスとローラナについて詮索するあまり、暗殺事件関与を疑われ、ドラゴン軍の中で窮地に陥る。一方ローラナたちは、ソラムニア騎士デレク卿らとドラゴン・オーブを入手すべく〈氷壁〉へ向かうが、秘宝の守り手で、心を読む黒エルフ魔術師のドラゴン卿フェアル=サスとの対決を余儀なくされる。シナリオに存在しながらも語られずにいた竜槍戦争舞台裏を、完全初邦訳!
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目次
物語の前に――ここまでのあらすじ
第一の書
序章
1 グラッグ、皇帝に報告する 〈青の女卿〉衝撃をうける
2 キティアラの作戦 アリアカスの策略 魔女
3 〈破れ盾〉亭 銀の魔法
4 ドラゴンとその主人
5 〈掟〉と〈典範〉 会見の約束
6 ちがう入口 デレクの要求 バートレムの拒絶
7 トードの冷や汗 イオランゼ、皇帝をもてなす
8 密偵 ライバル
9 ウィンターノルン 〈氷の宮殿〉
10 凍傷
11 氷上の死 ドラゴン・オーブ
12 守護者
13 回復 フューマスター・トードやりすぎる
第二の書
1 ゼボイムへの供物 デレク〈典範〉を持ち出す
2 平和な旅のあっけない終わり 〈典範〉の見直し
3 取引 クリスタンの図書館
4 絶望的な探索 暴動 ケンダーさらい
5 魔法の眼鏡 「有色種」という用語 塵のなかの恋
6 救出 スタームの仲裁
7 最後の口づけ 炎と流血
第三の書
1 赤竜亭 追跡
2 神の怒り 恋敵
3 ケンダーの救出 タルシス脱出
4 イオランゼの嘘 スカイアの反乱
5 タルシス逃亡 上からの危険 ローラナの決意
6 ドラゴン卿の会議 大逆
7 白熊 〈氷原の民〉
8 〈暗黒修道院〉の夜半の祈祷
9 盗み聞き 夢 炎と虹
10 立派すぎる馬 タキシスの僧侶
11 砕霜斧 従者の誕生
12 フェアル=サス、罠をしかける デレク、竜の夢を見る
13 〈氷壁城〉攻略
14 狼の群れ 罠 ローラナの宿命
15 ドラゴン・オーブと騎士
16 生者と死者
〈氷壁城〉の陥落――〈氷原の民〉の歌
第四の書
1 タキシスのお告げ キティアラの最後通告
2 ダルガールド城砦の一夜
3 キティアラの戦い ソス卿の誓約
4 物語の幕
「ドラゴンランス秘史」全三部のあらすじ紹介
★第一部「ドワーフ地底王国の竜」
時はドラゴンランス戦争初期。〈竜槍の英雄〉らは難民を連れ、ドワーフ地底王国へと向かうが……。ドワーフ王国の秘宝〈カーラスの槌〉――邪悪な竜を討つ聖なる槍ドラゴンランスを鍛えた、伝説の槌をめぐる、タニス、スターム、フリント、タッスル、レイストリンらの感動の冒険! 「ドラゴンランス(戦記)」2巻と3巻の間をつなぐ物語。
★第二部「青きドラゴン女卿の竜」(本作)
これまで謎多き存在であったドラゴン女卿キティアラとその騎竜スカイアが活躍する物語。エルフ王女ローラナらの旅とドラゴン・オーブ探索、黒エルフのドラゴン卿との戦い。そして死の騎士ソス卿とキティアラとの出会いが描かれる。
★第三部「時の瞳もつ魔術師の竜(仮)」
赤ローブ魔術師レイストリンが大魔術師フィスタンダンティラスとの契約を経て、いかに悪の道へ導かれて黒ローブ魔術師となったかが描かれる。
