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iPhoneはなぜ200ドル値下げされたのか

新ラインアップに“iPod”の真髄を見た(後編)

2007年09月07日 18時55分更新

文● 林信行(ITジャーナリスト)

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日本のスターバックスでは展開されない


 残念なのは、日本のスターバックスでは飲み物の品揃えや禁煙、音楽という点は世界のスターバックスと一緒だが、無線LAN採用などの流れには同調していない(日本ではむしろライバルのタリーズの方が無線LANに積極的だ)。

 しかし、これは他社にとってはむしろチャンスだとも思う。

 例えばそれこそライバルのタリーズやHMV、タワーレコードなどのCDショップ、さらにはfranc francなどのインテリアショップでも、音楽セレクションを強みにしているところは、どんどんアップルと交渉をしてみていいのではないだろうか(もちろん、その際には公衆無線LAN導入もセットで実行しなければならない)。

 インテリアショップでの展開はやや難しいかも知れないが、CDショップなら大抵はカフェも用意されているはずだし、それほど無理はないだろう。



カフェ以外への場所でも展開を

FUEL FOR TRAVEL

アムステルダムの空港で見つけた“FUEL FOR TRAVEL”

 iPod touchで(あるいはiPhoneで)、直接、音楽を買うというスタイルは、これ以外にも広がるべきだ。筆者が一番、期待しているのは飛行場や駅にそうしたショップを用意してくれること。

 昨年、アムステルダムの空港を散策していたら“FUEL FOR TRAVEL”というショップを見つけた。

 何のお店かというと、機内で新しい音楽を楽しめるように、その場で楽曲を購入して、サムスン、クリエイティブ、HP、ノキアなどの音楽プレーヤーやUMPC、PDA、携帯電話に転送できるのだ。音楽だけでなく、オーディオブックや各地の地図データも売っていて、非常に便利そうなサービスだが、ややクローズドな仕様だったiPodには対応していない。

 だが、iPod touchやiPhoneなら、この“FUEL FOR TRAVEL”と同じような展開が可能になるはず。無線LANに対応したiPodの登場は、われわれの生活シーンすらをも変えようとしているのかも知れない。

 そして来月のMac OS X “Leopard”発売で再び行列ができれば、それも話題となり、アップルに大きな注目が集まりそうだ。


(次ページに続く)

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