時代は“フルハイビジョン・ビックバン”
同日、都内で開催された発表会では、パナソニックマーケティング本部の本部長である西口史郎氏が薄型テレビの現状について解説した。2006年度の薄型テレビ総販売数は674万台となり、これは2005年度の約1.4倍だという。また、内閣府による調査(2007年3月)によると、世帯普及率は29.4％になったとし、「3世帯に1世帯は薄型テレビをご覧になっている」と語った。特に37型以上の大画面テレビの需要が高く、2005年度で103万台だったが、2006年度には203万台にまで伸びたという。
プラズマの画面サイズ別数量構成比の図
40型以上の大画面プラズマテレビは、2006年4月の時点でプラズマテレビ全体の中で約45％という普及率だったが、2007年7月には約60％に上昇。そのうち、同社のフルハイビジョンプラズマテレビ“PZ700”シリーズが好調で、直近のプラズマテレビ市場のシェアにおいて、7割を超えたとした。また、昨年の時点で2割だったフルハイビジョン対応機種の割合は、今では5割程度にまで上がったとし、これらを踏まえて同氏は「まさに、フルハイビジョン・ビックバンがやってきた」と語り、今回の新製品群が全機種フルハイビジョン対応であることをアピールした。
同社のプラズマ工場量産スケジュール
そのほか同氏は、今年11月に尼崎の第5工場の着工を開始することを明らかにした。この工場は2009年5月に稼動を開始する予定で、フル稼働(2010年予定)すれば月産196万台のプラズマディスプレーパネルを量産できるようになるとした。ちなみに現在は月産64万台となっている。
小雪さんと綾瀬はるかさんが登場
完成したCMを見る綾瀬はるかさん(左)と小雪さん(右)
発表会ではCMキャラクターの小雪さんと、今回から新たにCMに登場する綾瀬はるかさんが登場。小雪さんは完成したCMについて「とっても微笑ましいCMになったと思います」と感想を語った。綾瀬さんは小雪さんとの共演について「最初すごく緊張していたんですけど、小雪さんが本当にやさしくたくさん話しかけてくださいまして、現場が緊張感もありますけど、楽しく、(収録は)すぐ終わりました」と語った。
