国内で現在、一番人気の動画共有サイトである(株)ニワンゴの“ニコニコ動画”は、1日に“ニコニコ宣言(仮)”を発表した(関連リンク参照)。宣言に記されたその企業らしからぬ熱い語り口調に、「何か面白いことが生まれるんじゃないか」と期待している人も多いのではないだろうか。
そして、この18日には、新たに有料サービス“ニコニコプレミアム”を用意した“ニコニコ動画(RC)”として生まれ変わる(関連記事1、関連記事2)。急成長を目指すように見えるニコニコ動画は、どこを目指しているのか。ニワンゴの取締役で2ちゃんねるの管理人・西村博之氏に話を聞いた。
ひろゆき氏は“小言を言う係”
── ニコニコ宣言は、どうやって書かれたものなのですか?
ひろゆき氏 “ニコニコ普及委員会”の名目で出していますが、プロジェクトの核になっているメンバーが作って、周りが茶々を入れてでき上がりました。
── ひろゆきさんがメインで考えたものだと思っていました。
ひろゆき氏 僕はこんな長い文章、考えられません(笑)。スタッフはたくさんいますので、その中の“ニコニコ普及委員会”で作りました。その中で僕の立場をあえて言うと、小言を言う係。このまま行くときっとこうなるという予測をしたり、こうやったほうがいいと提案したりとか。
── サービスの機能面において、ひろゆきさんが考えたものはありますか?
ひろゆき氏 みんなで出し合っていたから、どれが誰のアイデアか、覚えてないくらい。ニコニコ動画(RC)では、ずっと欲しかった“マイメモリー機能”がやっと実装されました。今のやり方では、ひとつの動画にコメントが付き過ぎると、古いコメントが流れてしまいます。でも、マイメモリー機能を使えば、僕が見たときのコメントをそのまま保存できるようになる。