「僕の世代で僕よりも多く、『映画』や『ゲーム』に時間を費やしている人は、ほとんどいないと思うんですよ」
「みんなが知っているもの」をマネするだけならパクリだが……
「2ちゃんねる」の管理人で、「ニコニコ動画」の監修者でもある「ひろゆき」(西村博之氏)はそんな風に語る。都内で開催されたセミナーで投げかけられた「面白いものを生み出す能力、面白いことが仕事だと言えるスタンスは、どのように身に付けてきたか?」という質問に対する答えだ。
西村氏は、普段はたいてい家にいる。ほとんどの時間をゲームや読書、DVDなど「コンテンツ」に触れるため費やしている。「面白くするために、お金などを投資して作られた」(ひろゆき)コンテンツにどっぷりとつかり、面白さのエッセンスを吸収することが、彼の日課と言えるかもしれない。
「どれだけ面白いものを知っているかということと、周りの人がいかに面白いものを知らないかという『情報のギャップ』を取れるのが、僕の今のポジションなんです。そういう意味で、同じようにゲームなどに時間を費やせる人がいたら、僕の居場所がなくなる気がするんですけど」
ちなみに「これからコンテンツのプロデュースを目指す人々に何か一言」贈るとすれば、「口がうまければ、生き残れるんじゃないですかね(笑)」だそうだ。