6月5日、トランスコスモスはフロム・ソフトウェア、産経新聞社と3社による合弁会社ココアの設立を発表した。ココアは年内に3Dバーチャルコミュニティサービス「meet-me」をスタートする。
新しいバーチャルワールド「meet-me」が年内に登場
トランスコスモスはフロム・ソフトウェア、産経新聞社と3社による合弁会社ココアの設立を発表した。資本金は1億円。出資比率はトランスコスモス70%、フロム・ソフトウェア20%、産経新聞社10%となる。ココアは年内に3Dバーチャルコミュニティサービス「meet-me」をスタートする。
meet-meはユーザーがアバター(Web上で自分の分身となるキャラクター)を操作し、3Dバーチャルコミュニティの空間で他のユーザーとコミュニケーションを楽しめるサービス。トランスコスモスがシステム運営、ビジネス開発を担当し、フロム・ソフトウェアの家庭用ゲーム機向けソフトウエア開発で培ってきた3DCG制作技術を活かす。また、産経新聞社はmeet-me内外における情報発信を担う。
ココア代表取締役を兼任するトランスコスモス専務取締役 森山雅勝氏は「バーチャルワールドなら、靴屋に入ったときに隣にいるアバターに向かって『この靴かっこいいですよね』と話しかけることができる。こういった現実社会ではしたくてもできないような新しいコミュニケーションの場をつくりだしたい」と述べる。
リアルな東京を再現した3Dバーチャルコミュニティ
meet-meのフィールドはデジタル地図データをもとに再現された東京が舞台。まずは渋谷区を皮切りに、随時東京23区をマップ上に追加していく。東京23区内の東京タワーのようなランドマークやJRや私鉄の駅はココアによって再現される。ユーザーはセカンドライフのように飛ぶことはできないものの、最大時速30km程度で歩いて移動できる。他の町に行くときには駅に行き、駅間をワープする形で移動する。