RGB 3層の撮像素子“FOVEON”採用の
コンパクトデジタルカメラ『DP1』
シグマのDP1は、2006年秋にドイツで行なわれたカメラ関連ショー“photokina(フォトキナ) 2006”でお披露目されたが、その後も改良を続け、現在のボディーに落ち着いて、今は内部の作り込み(絵作り)を進めているという。
撮像素子はRGB各色約468万画素が3層をなす、独自の“FOVEON”(フォビオン)方式を採用。映像エンジン“TRUE”(Three-layer Responsive Ultimate Engine)による高速画像処理によって、映像圧縮による劣化のない“RAW形式”とJPEG形式の2種類の記録方式を実現している。
レンズは35mmフィルムカメラ換算時28mmの広角単焦点レンズで、明るさを示すF値はF4。幅113.3×奥行50.3×高さ59.5mm/重さ240gというサイズのボディーに、2.5インチ約23万画素のTFT液晶ディスプレーを持ち、上部ホットシューにはオプションの外部フラッシュや専用ビューファインダー(VF-11)を装着可能。撮り歩きの楽しさを再認識させてくれる、そんなコンパクトカメラになりそうだ。発売日や価格は未定だが、説明員の口ぶりではそう遠くない時期にアナウンスがありそうだ。
エビちゃんに囲まれて“顔キレイナビ”を体験!?
今月15日にコンパクトデジタルカメラ『FinePix Z5fd』の“ベビーピンク”を発表した富士フイルム(株)は、同社製品のイメージキャラクターであるモデルの蛯原友里さん(エビちゃん)を全面に出したブース構成が印象的だった。特に画角にある人の顔を自動的に認識して明るさやフォーカスを最適に調整するという“顔キレイナビ”を、エビちゃんの等身大パネル5つに囲まれた状態でテスト撮影できるという体感ブースは、PIEならではの演出として一見の価値あり!?
駒村はLeica M3の500万画素モデルに
専用ストロボ&ストラップを出展
このほか毎年、歴代の名機のミニチュア版デジタルカメラを展示している(株)駒村商会は、今年もドイツのミノックス(MINOX)社の新型機『DCC Leica M3(5.0)』を出展。手のひらサイズのコンパクトさをそのままに、撮像素子を有効500万画素に向上したもの。
さらにこの専用オプションとして外付けストロボと、左右両サイドの孔に取り付けるネックストラップも展示。これらは4月発売予定とのこと。これらをセットで揃えれば、カラオケでもひときわ目立つこと請け合いだ。
もうひとつ、持っていれば人気を得そうなアイテムとして、(株)ケンコーが展示していた3本のフレキシブルアームを持つユニークな三脚“ゴリラポッド”も紹介しておきたい。一見すると不安定そうだが、ボールジョイントが適度に固いため、広げれば机などに固定できるし、柱や手すりしかない場所であれば巻き付けることで三脚を立てられない状況でも手ぶれを防げる(セルフタイマー撮影にも活躍)。従来はコンパクトカメラ向けの小型モデルだけだったが、新たにデジタル一眼レフカメラも固定できる大型モデル“ゴリラポッドSLR-ZOOM”と中型モデル“ゴリラポッドSLR”が登場。それぞれ3kg/800gのカメラを搭載可能という。価格はオープンプライスだが、実勢価格はSLR-ZOOMが4980円、SLRは2980円と手頃なのもうれしい。